2011年05月17日
ジャンプ23号、ONE PIECE ワンピースの感想です。
以下、ネタバレになりますので、ジャンプを読んでいない方はご注意ください。
■■前回の感想/次回の感想■■
【タイトル】
第623話 オトヒメ王妃
【扉絵】
世界の甲板から Vol.10「ココヤシ村―兄弟船ヨサクとジョニー」
おおー、ヨサク&ジョニー来た!
なんかもう賞金稼ぎというか、漁師ですね。
この二人には本編の再登場を期待していたのだけど、
場所が「ココヤシ村」だから可能性は低くなっちゃったなぁ、、残念><
【本編】
■アーロンのウソ
黄猿に捕まったアーロン。取調べで、
ハモンドが言った「流血戦ののち人間に供血を拒まれて死んだ」というのは、
アーロンのウソがそのまま新聞に載ったからだったんですね・・・。
でもウソというか、ウソなんだけど、ウソじゃなくて、、
タイガーが奴隷だった事、タイガーが(輸血を拒み)自ら死を選んだ事・・・、
きっとアーロンは最後まで受け入れることが出来なかったのかな。
タイガーに生きて欲しかった、ずっと自分の英雄でいて欲しかった、大アニキでいて欲しかった。
けれど、タイガーは人間に供血を拒まれて死んだ・・・、自ら死を選んだわけではない、
最期は人間のせいで死んだんだ。
アーロンはすべてを人間の責任にして、人間を恨み続ける事で、
憧れたタイガーを消さないように必死だったのかなぁ。
■タイガーの死とオトヒメ王妃
ジンベエの手紙でタイガーの死の真実を知ったオトヒメ王妃とネプチューン王。
オトヒメ王妃は変らずタイヨウの元に住む事、人間と分かり合う事を説きますが、
タイガーの死の影響は強く、その声は一層届かないものになってしまいます・・・。
オトヒメ王妃がどう頑張っても、住民との距離は遠くなるばかり。。最後には、
タイガーの死は、彼の想いとはうらはらに、魚人たちの心を一層閉ざしてしまったんですね。
■未来は変えられる
魚人島全体が塞ぎこんでしまい、オトヒメ王妃も泣いてしまいますが、
お酒を飲みながらの大演説は胸が熱くなりました。
麦わらの一味も魚人島を楽しみにしていましたし。
でも、よくよく考えるとそれも人間から見ればっていうだけで、魚人たちとっては楽園でもなかったのかな。
暗い暗い海底が自分達の住処だといろんな理由をつけ納得させてるだけで、
みんなタイヨウの元で暮らしたいのが本心だったと。
話がちょっと飛びますが、私はワンピースは人や世界を一つにつなぐものなんじゃないかなー、
と期待しながら読んだりしています。
しかも、人と人、種族を問わず一つに繋がっていた世界というのが、
空白の百年が始まる前に存在していて、それを取り戻す事が世界をひっくり返す事だったりするのかなぁとか。
で、魚人達が魚人島に住み着いた時期が分かりませんが、
今回のオトヒメ王妃の想いを聞くと、魚人たちは元々地上に住んでいたけども、
(800年前からの)現世界政府の差別政策によって、暗い海底に追われてしまった・・・、
そんな古い歴史もあるような気もしてきました。まぁ、この辺は妄想ですけど。
■伝書バット
ジンベエが七武海に勧誘されましたが、、あらこのコウモリは。

同じ伝書バット?(左は60巻より)
ということは、バギーのところに来た世界政府からの伝言って・・・。
うーん、バギーが七武海かぁ・・・。
まぁ、元ロジャー海賊団で、四皇シャンクスの兄弟分で、インペルダウン脱獄の主犯ですからねぇ。
実力はともかく。でも本当にいいのかなぁ。。
バギー入れるなら、モリアさんで良かったんじゃないかなぁ。
■王下七武海とアーロン
タイガーの意志を受け継いだジンベエ。彼は王下七武海入りを受ける決断をします。
元奴隷たちの事、魚人と世界政府の関係、オトヒメ王妃のため、そして亡きタイガーの願い・・・。
いろんな事を考慮した上でのジンベエの決断でしたが、
それは結果としてタイヨウの海賊団の分裂の引き鉄になってしまいました。
恩赦によって釈放されたアーロンは、
おれこそが魚人族の怒りだ
と魚人島の怒りを背負って生きる道へ。そしてそのアーロンを止められなかったジンベエ。
そっかぁ、二人のエピソードってこんなだったんですね。。
今回の扉絵に出てたヨサクの話、
二人の生き方は完全に分かれましたけど、どちらもタイガーに繋がっていたわけです。
ジンベエはタイガーの意志をしっかりと継ぎ、次世代のために人間への怒りを押さえ込んでいます。
逆に、アーロンは人間への怒りと復讐心で溢れかえってしまうわけですけど、
タイガーの意志に逆らっているとはいえ、この行動を否定するのも難しい気もします。
タイガーが最後の最後で抑え切れなかった鬼の部分、人間を愛せなかった本心、
人間への怒りを魚人族全体の怒りとして背負い込んでしまったわけですから。
アーロンにはタイガーの意志よりも苦しみの部分が大きく見えてしまったのかなぁ。
■天竜人
まぁ、なんでしょ。天竜人って名前を聞くだけでイヤ~な予感しかしないわけですが、
天竜人を乗せた船がなぜか魚人島に来てしまいました。
難破したようですが、誰が乗ってるんでしょう。
魚人族を差別し続け、多くの魚人族を奴隷として苦しめてきた張本人。
それでもオトヒメ王妃は一切の迷い無く難破船を救いに行こうとするところで今週はおしまい。
ほんと嫌な予感しかしないわけですが、
このまま話が進むと白昼のオトヒメ王妃の暗殺って、天竜人の仕業になりそうな・・・。
サボの件もありますからね。あぁ、不安が募ります。
でも、いい天竜人が一人くらいいても・・・。
■■前回の感想/次回の感想■■
すでに心が折れそうで・・・・、わくわくです
以下、ネタバレになりますので、ジャンプを読んでいない方はご注意ください。
■■前回の感想/次回の感想■■
【タイトル】
第623話 オトヒメ王妃
【扉絵】
世界の甲板から Vol.10「ココヤシ村―兄弟船ヨサクとジョニー」
おおー、ヨサク&ジョニー来た!
なんかもう賞金稼ぎというか、漁師ですね。
この二人には本編の再登場を期待していたのだけど、
場所が「ココヤシ村」だから可能性は低くなっちゃったなぁ、、残念><
【本編】
■アーロンのウソ
黄猿に捕まったアーロン。取調べで、
と叫びます。拒否しなきゃ・・・生きられた
魚人の血液さえあったらなら・・・
フィッシャー・タイガーは死ななかった
お前ら人間が!!
あの人を死に追いやったんだよォ!
ハモンドが言った「流血戦ののち人間に供血を拒まれて死んだ」というのは、
アーロンのウソがそのまま新聞に載ったからだったんですね・・・。
でもウソというか、ウソなんだけど、ウソじゃなくて、、
タイガーが奴隷だった事、タイガーが(輸血を拒み)自ら死を選んだ事・・・、
きっとアーロンは最後まで受け入れることが出来なかったのかな。
タイガーに生きて欲しかった、ずっと自分の英雄でいて欲しかった、大アニキでいて欲しかった。
けれど、タイガーは人間に供血を拒まれて死んだ・・・、自ら死を選んだわけではない、
最期は人間のせいで死んだんだ。
アーロンはすべてを人間の責任にして、人間を恨み続ける事で、
憧れたタイガーを消さないように必死だったのかなぁ。
■タイガーの死とオトヒメ王妃
ジンベエの手紙でタイガーの死の真実を知ったオトヒメ王妃とネプチューン王。
オトヒメ王妃は変らずタイヨウの元に住む事、人間と分かり合う事を説きますが、
タイガーの死の影響は強く、その声は一層届かないものになってしまいます・・・。
ですよね・・・。そうなりますよね。(住民の反応1)
もう無理です
あらゆる種族の奴隷達を差別なく助けた
あのタイガーさんを
人間達は見捨てたんだ
どう解り合うんです!?
オトヒメ王妃がどう頑張っても、住民との距離は遠くなるばかり。。最後には、
と本音が出て、集めた署名も全部無くなってしまいます。(住民の反応2)
あなたが王妃だから話も聞いたが
問題は人間の方で
演説はもう結構ですから
飽きたし・・・
タイガーの死は、彼の想いとはうらはらに、魚人たちの心を一層閉ざしてしまったんですね。
■未来は変えられる
魚人島全体が塞ぎこんでしまい、オトヒメ王妃も泣いてしまいますが、
お酒を飲みながらの大演説は胸が熱くなりました。
魚人島に来る前は、魚人島は楽園だとか名スポットという話が出ていましたよね。勇気を出して一番ほしいものを欲してください
その障害が人間ならばみんなでぶつかりましょうよ![]()
そうすれば
魚人島の子供達の生きる未来が
少しだけ変わるかも知れない
麦わらの一味も魚人島を楽しみにしていましたし。
でも、よくよく考えるとそれも人間から見ればっていうだけで、魚人たちとっては楽園でもなかったのかな。
暗い暗い海底が自分達の住処だといろんな理由をつけ納得させてるだけで、
みんなタイヨウの元で暮らしたいのが本心だったと。
話がちょっと飛びますが、私はワンピースは人や世界を一つにつなぐものなんじゃないかなー、
と期待しながら読んだりしています。
しかも、人と人、種族を問わず一つに繋がっていた世界というのが、
空白の百年が始まる前に存在していて、それを取り戻す事が世界をひっくり返す事だったりするのかなぁとか。
で、魚人達が魚人島に住み着いた時期が分かりませんが、
今回のオトヒメ王妃の想いを聞くと、魚人たちは元々地上に住んでいたけども、
(800年前からの)現世界政府の差別政策によって、暗い海底に追われてしまった・・・、
そんな古い歴史もあるような気もしてきました。まぁ、この辺は妄想ですけど。
■伝書バット
ジンベエが七武海に勧誘されましたが、、あらこのコウモリは。


同じ伝書バット?(左は60巻より)
ということは、バギーのところに来た世界政府からの伝言って・・・。
うーん、バギーが七武海かぁ・・・。
まぁ、元ロジャー海賊団で、四皇シャンクスの兄弟分で、インペルダウン脱獄の主犯ですからねぇ。
実力はともかく。でも本当にいいのかなぁ。。
バギー入れるなら、モリアさんで良かったんじゃないかなぁ。
■王下七武海とアーロン
タイガーの意志を受け継いだジンベエ。彼は王下七武海入りを受ける決断をします。
元奴隷たちの事、魚人と世界政府の関係、オトヒメ王妃のため、そして亡きタイガーの願い・・・。
いろんな事を考慮した上でのジンベエの決断でしたが、
それは結果としてタイヨウの海賊団の分裂の引き鉄になってしまいました。
恩赦によって釈放されたアーロンは、

おれこそが魚人族の怒りだ
と魚人島の怒りを背負って生きる道へ。そしてそのアーロンを止められなかったジンベエ。
そっかぁ、二人のエピソードってこんなだったんですね。。
今回の扉絵に出てたヨサクの話、
によーやく繋がりました。ジンベエは"七武海"加盟と引きかえに
とんでもねェ奴をこの東の海へ
解き放っちまいやがった
二人の生き方は完全に分かれましたけど、どちらもタイガーに繋がっていたわけです。
ジンベエはタイガーの意志をしっかりと継ぎ、次世代のために人間への怒りを押さえ込んでいます。
逆に、アーロンは人間への怒りと復讐心で溢れかえってしまうわけですけど、
タイガーの意志に逆らっているとはいえ、この行動を否定するのも難しい気もします。
タイガーが最後の最後で抑え切れなかった鬼の部分、人間を愛せなかった本心、
人間への怒りを魚人族全体の怒りとして背負い込んでしまったわけですから。
アーロンにはタイガーの意志よりも苦しみの部分が大きく見えてしまったのかなぁ。
■天竜人
まぁ、なんでしょ。天竜人って名前を聞くだけでイヤ~な予感しかしないわけですが、
天竜人を乗せた船がなぜか魚人島に来てしまいました。
難破したようですが、誰が乗ってるんでしょう。
魚人族を差別し続け、多くの魚人族を奴隷として苦しめてきた張本人。
それでもオトヒメ王妃は一切の迷い無く難破船を救いに行こうとするところで今週はおしまい。
ほんと嫌な予感しかしないわけですが、
このまま話が進むと白昼のオトヒメ王妃の暗殺って、天竜人の仕業になりそうな・・・。
サボの件もありますからね。あぁ、不安が募ります。
でも、いい天竜人が一人くらいいても・・・。
■■前回の感想/次回の感想■■
ダークソウルの発売日が9月に決定したとか?
すでに心が折れそうで・・・・、わくわくです
コメント
※コメントの返信はたぶん、すごく遅いです。ご了承ください。※コメントはツイッターからでもOKです。ご気軽にどうぞー。
まる | URL | -
ジンベエの仁義と男気は昔からだったのですね。
ますます好きになりました。
( 2011年05月17日 18:13 )
ロッジャー | URL | 0t.iHf2.
いい天竜人はいないと思います。
天竜人からすればいい天竜人というのは不出来な天竜人だと思いますのでそういった天竜人が現れないような教育がだいぶ前から行われ続けてきたのだと思います。
よっていい天竜人はいないと思います。いたとしてもごく少数でしょう。
( 2011年05月17日 18:35 [Edit] )
なだ | URL | -
タイヨウの元に住む事
その遺志を継いで、ルフィが陽樹イブを折るんですかね。
それが魚人島を滅ぼすという予言にあらわれたのでは。
( 2011年05月17日 20:48 )
もやもや | URL | -
コメントありがとうございます☆
まる さん
> ジンベエの仁義と男気は昔からだったのですね。
> ますます好きになりました。
ですねー。そのジンベエを作ったのはタイガーだったりも
するわけで、彼の偉大さも伝わってきますね。
ロッジャー さん
>天竜人からすればいい天竜人というのは不出来な天竜人だと思いますのでそういった天竜人が現れないような教育がだいぶ前から行われ続けてきたのだと思います。
>よっていい天竜人はいないと思います。いたとしてもごく少数でしょう。
少数というのはそのとおりだと思います。
これまで登場した天竜人は全員やさしい人間はありませんでしたから。
タイガーはこの世界にやさしい人間はたくさんいると信じてましたから、
もしかすると、天竜人の中にもいい奴がいてくれてもいいんじゃないかなーと感じた次第です。
なだ さん
>その遺志を継いで、ルフィが陽樹イブを折るんですかね。
>それが魚人島を滅ぼすという予言にあらわれたのでは。
たぶん陽樹イブは地上から海底まで根を張っているものだと思うので、
折れる?ものかどうかは分からないですが、
あの予言が、ルフィが魚人達を連れて地上へ向かう事を促すもの、いう可能性は高いと思います。
でも単純に魚人島を壊すとか、空気と光を遮断するとか、
ルフィがそういう決断をするのかが今のところ分からないんですよね・・・。
物語がどう進んでいくのかが楽しみです。
( 2011年05月21日 13:05 )
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( 2011年05月22日 11:16 )
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