2011年04月18日
以下、ネタバレになりますので、ジャンプを読んでいない方はご注意ください。
■■前回の感想/次回の感想■■
【タイトル】
第621話 オトヒメとタイガー
【扉絵】
世界の甲板からVol.8「シロップ村」
おお~、元ウソップ海賊団のたまねぎ、ピーマン、にんじんだ。。
かっこよくなりましたね^^
【本編】
先週の流れのまま、魚人島の過去編へ突入しました。
話は16年前からなので、年表整理しておきましょう。
【19年前】
・ハンコック(当時12歳)、人攫いの手にかかり世界貴族の奴隷となる
~~~~~~今回はここから~~~~~~~
【16年前】
・オトヒメ王妃、リュウグウ王国の地上移設を国民へ呼びかける
【15年前】
・冒険家フィッシャー・タイガー、マリージョアへ乗り込み奴隷を解放する(ハンコックが奴隷になった4年後)
・フィッシャー・タイガー、タイヨウの海賊団を結成し、外海へ
・ジンベエ、リュウグウ王国軍隊を除隊し、タイガーの元へ
~~~~~~~~ここまで~~~~~~~~
【13年前】
・ハンコック、アマゾン・リリー「皇帝」及び九蛇海賊団「船長」の座に就く
・ハンコック、初の航海で8000万ベリーの懸賞金を掛けられ七武海へ勧誘される
【10年前】
・魚人島でオトヒメ王妃が何者かに暗殺される
・フィッシャー・タイガーが死亡し、魚人海賊団は複数の一味に分裂する
・ジンベエ、王下七武海への加入を引きかえに、アーロンを東の海へ解き放つ
・アーロン、ココヤシ村とその島を支配下に置く
【8年前】
・聖地マリージョアにて"世界会議"開催、革命家ドラゴンの危険性を確認する
■白ひげとリュウグウ王国
16年前の魚人島はすでに白ひげに守られていますね。
でも、白ひげがネプチューン王の友人とは、びっくりというか意外でした。
周りからは白ひげの「脅威」で統治されたように映ったかもですが、
王国側から見れば「威厳」と「友情」で守られていた、ということなんですね。
ネプチューン王や王国の人たちが麦わらの一味の疑いは持ちながら、完全に悪人として扱わなかったのは、
ルフィが頂上戦争で白ひげと共に戦った事を知っていたからでしょうか。
あっ、でもロジャー(エース)の事はどう思っているんでしょうね・・・。
魚人島を荒らす原因を作ったロジャーを恨んだりしてるのかな?
■オトヒメ王妃
娘のしらほし姫が泣き虫だから逆に母親は「強い人」じゃないかなーと思っていましたが、
そんな単純な人じゃなかった><
強い意思を持ってるけど、やることは滅茶苦茶。
思いやりも人一倍だけど、涙もろいのも人一倍・・・、という感じの人でした。
一言では言い表せない、魅力一杯の王妃様ですね。
それに、彼女は生まれつき「見聞色の覇気が強い」とのこと。
この発言も「見聞色の覇気」みたいです。あなたの心の"声"が痛みが・・・!!
胸に突き刺さる・・・!!
人々の苦しむ声が聞こえてしまう分、国民を救いたいという気持ちも強いんでしょうね。
鼻水のくだりは理解が難しいですけど^^
■人間との友好
オトヒメ王妃の思想は先週分かりましたが、単に「人間との友好」という言葉だけを叫ぶのではなく、
具体性のある考えを唱えていたんですね。
・「リュウグウ王国」を地上へ移す
・理解されるのを待つのではなく、私たちから人間を知る
先週のジンベエの説明では「今を耐え忍び未来を変えようとする オトヒメ王妃」だったので、
受け身のイメージを持っていましたが、実際はかなり積極的な友好ですよね。

・島を荒らすのは海賊、人攫いから人類を買うのは貴族
・どちらもごく一部の人間で、私たちは人間の事を知らない
というのも、彼女が人間の世界をよく知っている事を示してます。
それに、信頼できる人間がいなければこんな考えには至らないだろうし、、
オトヒメ王妃は魚人島生まれじゃないのかな?
■繰り返される歴史
オトヒメ王妃の描く夢は、ネプチューン王曰く、
ということらしい。遥か数百年の昔の話
我々の遠い先祖達が試みて
無念のまま潰えた夢
そのものなのじゃもん・・・
ふむふむ、かつて同じ移住計画があって、実行されたものの失敗に終わったと。。
今回は詳しく説明されませんでしたが、魚人街の「ノア」。
それに、近く見えたノアの箱舟のような船は、その時の残骸のようです。

ジンベエがオトヒメ王妃の考えを否定し、
と言ったのは、この歴史を知っているからでしょうか。フン無駄じゃ 歴史が答えを出しとる・・・
左大臣はこの話を知らなかったので、一般にも周知されている事なのか良く分かりませんが、
オトヒメ王妃の夢の根底には先人達の夢を叶えたいという想いもありそうですね。
■ジンベエとアーロン
若き日(でもないか・・・)のジンベエ(30歳)とアーロン(25歳)。
アーロンは海賊アーロン一味の船長、ジンベエはリュウグウ王国の兵士として名を挙げているようです。
でもこの場面にビックリ。

アーロンはジンベエのコトを「アニキ」って呼んでたのね・・・。
尊敬しているようには見えないですが、ジンベエを怒らせるのはマズイという場面はありましたね。
逆に、海賊をしてるアーロンを(親しみを込めて)「クズ」とか「ゴミ」って呼んでるのは、
かつての弟分を気にかけてるからでしょうか。
で、ジンベエはアニキで、

そっか、、この三人は兄弟みたいな関係で、この表情を見れば分かるとおり、
二人がタイガーの事を慕ってるのがよく分かりますね。
アーロンがあそこまで人間に憎悪を抱いたのは、実は天竜人の奴隷だったから・・・、
的な事を考えたりしていましたが、そんなことはなかったようです。
それに、アーロンがジンベエの行動を制止する場面もありました。

人間嫌いは今のアーロンと同じですが、ココヤシ村の頃の人間に対する冷徹さはまだなかったようです。
彼が行き過ぎた考えを持ったのは、タイガーの死に原因がありそうですね。
■大事件
あれやこれやしているうちに、フィッシャー・タイガーによる「聖地マリージョア襲撃事件」が起こります。
「馴染みの者も耳を疑う」という事なので、ジンベエもアーロンも知らなかったということみたい。
彼はなぜ突然こんな事件を起こしたんでしょう。
帰ってきたときに「竜宮城に用があるんだ」と話していましたが、その時に決めたんでしょうか・・・。
■タイヨウとタイヨウの海賊団
タイガーを見殺しにはできないと、ジンベエやアーロンが集まり、「タイヨウの海賊団」を結成。
その際に、元奴隷と区別ができないように、「タイヨウの刻印」を体に刻みました。
この「タイヨウ」ですが、オトヒメ王妃の口からも出ていました。
人間と同じ太陽の元で暮らすことを望んだオトヒメ王妃。彼らと同じタイヨウの元に
この王国を移すのです
人間との決別を決意し、太陽の刻印を体に刻んだ「タイヨウの海賊団」。
海底1万m、本来は光も届かない場所で暮らす魚人・人魚族たちにとって、太陽は憧れの象徴なんでしょうか。
オトヒメ王妃もタイガーも相対する行動に出てしまったわけですが、
共に太陽の光を求め戦っているような気がしてきます・・・。
数百年前、無念にも消えた先人たちの夢も、太陽の光を求めて地上に出ようとしたが、
人間に阻止されたってことなのかなぁ。。
というところで、感想終わりです。
うーん、今回の過去編は話が深いですねー。
■■前回の感想/次回の感想■■
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