2010年04月07日
以下の記事は最新号のジャンプの内容を含んでいますので、ご注意ください。
シャンクスの登場によって戦争があっさり終結してしまった事は、賛否両論あるみたいですね。
管理人の気持ちだけを書くと…、
最近のワンピース【特に白ひげがスクアードに刺されたあたりから】の展開、
毎週のように意外性があり、予想できない展開に正直なところ少し疲れていました。。
勝手な想像ですが、こう感じていた人って結構いるんじゃないでしょうか。。
おもしろくてわくわくもするけど、読んでて少し疲れてしまう感じ。
今回の戦争終結が『あっさり』と感じてしまったのは、
シャンクスが登場した後に、"意外な"展開がなかったからなのかも。
内心では、
『まだ何か起こるんじゃないのか!?』
『革命軍も来るんじゃね?』
的な事を期待をしてましたから。。
ワンピースに対する欲深さが出たというか、そんな気がします。
ともかく、今はこの戦争は長かった…、そして終結して心から良かったと思うのです。
これが素直な気持ちなんですが、
それだけでは面白くないので、終結まで至った背景を少し考えてみました。
■なぜ赤髪海賊団の登場で、海軍本部は大人しく引き下がるのか?
まずは、戦力的な事を考えないと。
ちょっと過去の発言を振り返りますね。
ウォーターセブンでガープが世界の三大勢力について説明していました。
このガープの発言は『海軍本部』単独では四皇を抑えられない。
だから(不本意ではあるが)一部の海賊を『王下七武海』という怪しい枠に取り込んで
なんとか世界の均衡を保っている事を意味していると思います。
四皇なんて、、海軍にとっちゃ食い止めるだけでおなかいっぱいなんだよ、と。
つまり、海軍本部だけでは『四皇』(4人)を抑える力もなければ、倒す力もないということです。
ただ、『四皇』でも実力差はあると思うので一概には言えないかもしれませんが。
この戦争での海軍本部の実力を見る限り、
『四皇』に対抗出来る”戦力”と呼べるのは残念ながら、三大将(青キジ、黄猿、赤犬)だけだったと思います。
戦力だけなら『海軍本部=三大将』と言ってもいいかもしれません。
(ガープ、センゴクの力は発揮されず、中将以下では白ひげの相手にもなりませんでしたから。)
さらに、ガープは元ロジャー海賊団副船長のシルバーズ・レイリーの事をこう話していました。
シャボンティ諸島で対決した『レイリーVS大将黄猿』の詳細は分かりませんが、
老いてもレイリーが大将一人と五分で戦える力を持っていたことは確かです。
おそらくガープのこの発言も含めて考えれば、
海軍の最高戦力の大将を最低二人以上はかけないとレイリーは倒せない。それほどレイリーは強い。
だから、白ひげとレイリーを同時に相手にするのは困難であるということでしょうか。
現役の赤髪海賊団とすでに引退して高齢なレイリー(しかも一人)を比べれば、当然、赤髪海賊団が上でしょう。
白ひげはすでに死んでいましたが、赤髪海賊団がこの戦場に来たという状況は、
このガープが避けたかった白ひげとレイリーを相手にするよりも悪い状況だったと思います。
海軍にとってはレイリー以上の強敵を連続で(しかもほぼ同時に)相手にすることになりますからね。
しかも、黒ひげ海賊団もいて、王下七武海も機能しない状態ではなおさらです。
過去、海軍と世界政府は四皇同士の接触を異常な程に警戒していました。
おそらくは、四皇同士の戦い自体を警戒しているという事もあるのでしょうが、
最も警戒していたのは四皇同士が組むことじゃないでしょうか。
組まれて海軍を襲ってきたらやべェよ、負けちゃうよ(汗 と。
海軍は四皇白ひげとの戦いでかなり疲弊していました。
そこに、もう一人の四皇赤髪が来たのは、海軍にとって最悪な状況だったと思います。
この戦場に(おそらく野心家の)カイドウではなくシャンクスが来たのは、海軍には運がよかった。
ちなみに五老星の発言も赤髪海賊団の実力を示すものだと思います。
戦力的にも、『海賊』が『海軍』を上回ったからこそ、シャンクスの交渉は上手くいったんだと思います。
なので、実際のところ海軍が大人しく退いたと言うよりも、
戦力的にも退かざるを得なかったと見る方が正しい気がしています。
もしも、シャンクスの交渉に応じず、戦争を続けていたら、確実に海軍は敗北を喫していたと思いますね。
それに、海軍の一番の目的はエースの公開処刑、すなわち、海賊王の血縁を断つ事。
(白ひげとの決戦は止むを得ずという経緯があったはずです。)
ロジャーの血を断つという目的が達成された以上、戦う理由もない…
コビーの声が届いたんだよ!なんて事は言いませんが、
戦争の引き際としては良かったのではないでしょうか。
■黒ひげをみすみす見逃すなんて大問題だよォォォォォォォ~!?
白ひげ海賊団やインペル脱獄組はいいとして、黒ひげも見逃すの?マジでか…。。
いや、本当にこれは大問題だと思うんですよね。
しかも、黒ひげにこんな宣言を許しておきながら、そのまま見逃すって…普通あり得ないでしょう。
『弱き庶民の平和を守るのが海軍の正義』と主張するなら、
その危険をここで潰さないと納得できないですよね。
黒ひげを倒す事こそ"正義"だと思うんですが、実際の海軍の"正義"は普通ではないって事ですか。。
それとも理想と現実は違うってことですか?
海軍が黒ひげを見逃したことは、かーなーり不満ですが、その背景もちょっと考えてみます。
まず、これも戦力的な問題があります。
・黒ひげがグラグラの実の能力を手に入れ、白ひげと同じ世界を滅ぼす力を手に入れた事
・インペルダウンLv.6の囚人を解放し、海賊団として強力な戦力を持った事
すでに、黒ひげ海賊団は簡単に下手に手出しできない存在になった。
おそらくは、現時点で四皇に並ぶほどの実力を手に入れたと。
すべての根本原因は黒ひげを七武海に選んだ世界政府と海軍なので、
『自分達で責任を取れよ!』
『サカズキィィィィィ、あんたの執念はそっちで見せてくれよ!!』
と言いたくなりますが、そこは抑えましょう。。
ちなみに、シャンクスや白ひげのほかにも、
『バーソロミュー・くま』ですら黒ひげの危険性を察していたのにね。
なぜ政府は気付かなかった?
とは言え戦力的に脅威だったから見逃したというだけでは納得できない。
脅威だからこそなんとしても、ここで黒ひげ潰しておくべきなのですが、
それができなかった、もしくは全力でやろうとしなかったのはなぜか。
実はその辺が結構重要なんじゃないかなと思っています。
■if…(ここは余談です、流してください)
もしも、海軍が『海賊=悪』という正義に固執せずに、
ドラゴンの息子と白ひげ海賊の追走を一旦中止して、黒ひげ海賊団の殲滅に集中する。
もしくは、一旦赤髪海賊団と協力して
『赤髪様、、ここは一緒に黒ひげをやっちゃおうよ、、お願い…、ねっ!』
的な柔軟な選択肢があれば良かったですけど。
あの場所に黒ひげの味方なんて他にいないし、ほぼ全員黒ひげを恨んでる、
『海軍本部+赤髪海賊団+白ひげ海賊団』なら白ひげがいなくても圧勝できるでしょうに。。
ある意味、黒ひげを潰す最高のチャンスを逃したとも言えるかもしれません。
(ただ、黒ひげがここで死んでは今後の物語が成り立たないと思いますので、
この展開はあり得ないんですがね。。)
■海軍の正義は矛盾し始めている?
黒ひげをみすみす逃がす、または、全力で黒ひげを倒そうとしないところに、
実は海軍の抱える根本的な問題を感じたりするんです。
黒ひげ登場後に『センゴクとガープは黒ひげを抑える』、
『三大将はルフィの逃亡を阻止する』という構図になってました。
どゆこと…?優先順位違うよね?
黒ひげ=庶民の平和を脅かし世界を恐怖に落としいれる存在
(実際、黒ひげもワンピースを狙ってますが…)
ルフィ=エースとロジャー(海賊王)の意志を継ぎ、ワンピースを復活させる可能性のある存在
(しかも、世界政府を倒そうとするドラゴンの息子)
二人を倒すことの意味はそれぞれ、
黒ひげを倒すこと=『世界(市民)の安全を守る』という本来あるべき海軍の正義
ルフィを倒すこと=『ワンピース』と『自分たちが隠した歴史』の復活を阻止するための世界政府都合の正義
こう思えるんですよね。
海軍本部の最高戦力である三大将を後者に向け、
(『残り』と言っては失礼ですが…)、ガープとセンゴクを前者に対峙させる。
世界政府の不都合さを隠すための正義に囚われて、その危険因子の排除にあくまでも固執する。
一方で、世界に『おれの時代だ』と宣言し、市民の安全を奪う可能性がある黒ひげの排除を疎かにする。
つまり、海軍が危険度の重きを『ルフィ>黒ひげ』とするあたりに、
まさに今の海軍の抱える問題とこの世界の大きな問題が
あるんじゃないかと思わされるんですよね。。
おそらくは海軍が黒ひげを見逃したり、本気で黒ひげと戦わなかったのは、
こういう世界の問題を読者に感じさせるためでもあったんじゃないかと思いました。
実際、黒ひげが去る時には、誰も追いかけようとする仕草すら見せませんでした。
黒ひげに対しガープとセンゴクが様子を見ている一方で、
ルフィには黄猿も青キジも最後まで諦めようともしないで、恐ろしい程の執念も見せていましたから。
赤犬の執念もルフィじゃなく黒ひげに向けていれば…、評価は上がったのに。。
この辺の海軍の正義に対する考えは20年前のオハラとほとんど変わっていないように思います。
これまでどおり世界政府都合の正義を守ろうとするのか…
それとも、スモーカーやコビーのような新しい志?を持つ海兵の登場によって、海軍に変化は起きるのか。
海軍の今後に期待します。
すいません。長くなってしましました…
ここまで読んで頂いてありがとうございました。。
ついに、ハンコックのP.O.Pがキタァァァァァーーー!!
シャンクスの登場によって戦争があっさり終結してしまった事は、賛否両論あるみたいですね。
管理人の気持ちだけを書くと…、
最近のワンピース【特に白ひげがスクアードに刺されたあたりから】の展開、
毎週のように意外性があり、予想できない展開に正直なところ少し疲れていました。。
勝手な想像ですが、こう感じていた人って結構いるんじゃないでしょうか。。
おもしろくてわくわくもするけど、読んでて少し疲れてしまう感じ。
今回の戦争終結が『あっさり』と感じてしまったのは、
シャンクスが登場した後に、"意外な"展開がなかったからなのかも。
内心では、
『まだ何か起こるんじゃないのか!?』
『革命軍も来るんじゃね?』
的な事を期待をしてましたから。。
ワンピースに対する欲深さが出たというか、そんな気がします。
ともかく、今はこの戦争は長かった…、そして終結して心から良かったと思うのです。
これが素直な気持ちなんですが、
それだけでは面白くないので、終結まで至った背景を少し考えてみました。
■なぜ赤髪海賊団の登場で、海軍本部は大人しく引き下がるのか?
まずは、戦力的な事を考えないと。
ちょっと過去の発言を振り返りますね。
ウォーターセブンでガープが世界の三大勢力について説明していました。
『四皇』の4人を食い止める力として『海軍本部』と『王下七武海』が並ぶ
だから(不本意ではあるが)一部の海賊を『王下七武海』という怪しい枠に取り込んで
なんとか世界の均衡を保っている事を意味していると思います。
四皇なんて、、海軍にとっちゃ食い止めるだけでおなかいっぱいなんだよ、と。
つまり、海軍本部だけでは『四皇』(4人)を抑える力もなければ、倒す力もないということです。
ただ、『四皇』でも実力差はあると思うので一概には言えないかもしれませんが。
この戦争での海軍本部の実力を見る限り、
『四皇』に対抗出来る”戦力”と呼べるのは残念ながら、三大将(青キジ、黄猿、赤犬)だけだったと思います。
戦力だけなら『海軍本部=三大将』と言ってもいいかもしれません。
(ガープ、センゴクの力は発揮されず、中将以下では白ひげの相手にもなりませんでしたから。)
さらに、ガープは元ロジャー海賊団副船長のシルバーズ・レイリーの事をこう話していました。
老兵とは言え、下手にレイリーを相手にすれば
思わぬ数の兵力を失うことになるぞ
今は特にいかん
おめェ海軍に二つの伝説を相手にしろというのか!?
老いてもレイリーが大将一人と五分で戦える力を持っていたことは確かです。
おそらくガープのこの発言も含めて考えれば、
海軍の最高戦力の大将を最低二人以上はかけないとレイリーは倒せない。それほどレイリーは強い。
だから、白ひげとレイリーを同時に相手にするのは困難であるということでしょうか。
現役の赤髪海賊団とすでに引退して高齢なレイリー(しかも一人)を比べれば、当然、赤髪海賊団が上でしょう。
白ひげはすでに死んでいましたが、赤髪海賊団がこの戦場に来たという状況は、
このガープが避けたかった白ひげとレイリーを相手にするよりも悪い状況だったと思います。
海軍にとってはレイリー以上の強敵を連続で(しかもほぼ同時に)相手にすることになりますからね。
しかも、黒ひげ海賊団もいて、王下七武海も機能しない状態ではなおさらです。
過去、海軍と世界政府は四皇同士の接触を異常な程に警戒していました。
おそらくは、四皇同士の戦い自体を警戒しているという事もあるのでしょうが、
最も警戒していたのは四皇同士が組むことじゃないでしょうか。
組まれて海軍を襲ってきたらやべェよ、負けちゃうよ(汗 と。
海軍は四皇白ひげとの戦いでかなり疲弊していました。
そこに、もう一人の四皇赤髪が来たのは、海軍にとって最悪な状況だったと思います。
この戦場に(おそらく野心家の)カイドウではなくシャンクスが来たのは、海軍には運がよかった。
ちなみに五老星の発言も赤髪海賊団の実力を示すものだと思います。
赤髪は暴れさせればこそ手に負えんが
自分から世界をどうしようという男でもあるまい
なので、実際のところ海軍が大人しく退いたと言うよりも、
戦力的にも退かざるを得なかったと見る方が正しい気がしています。
もしも、シャンクスの交渉に応じず、戦争を続けていたら、確実に海軍は敗北を喫していたと思いますね。
それに、海軍の一番の目的はエースの公開処刑、すなわち、海賊王の血縁を断つ事。
(白ひげとの決戦は止むを得ずという経緯があったはずです。)

本当は海軍も望んでいなかった戦い…
ロジャーの血を断つという目的が達成された以上、戦う理由もない…
コビーの声が届いたんだよ!なんて事は言いませんが、
戦争の引き際としては良かったのではないでしょうか。
■黒ひげをみすみす見逃すなんて大問題だよォォォォォォォ~!?
白ひげ海賊団やインペル脱獄組はいいとして、黒ひげも見逃すの?マジでか…。。
いや、本当にこれは大問題だと思うんですよね。
しかも、黒ひげにこんな宣言を許しておきながら、そのまま見逃すって…普通あり得ないでしょう。
よォく世界に伝えときなァ
平和を愛するつまらねェ庶民共!!
海兵!!! 世界政府!!! そして… 海賊達よ!!!
この世界の未来は決まった… ゼハハハ…!!
そう… これからは先は!! おれの時代だ!!!
その危険をここで潰さないと納得できないですよね。

ハンニャバルの正義も悲しく響く…
黒ひげを倒す事こそ"正義"だと思うんですが、実際の海軍の"正義"は普通ではないって事ですか。。
それとも理想と現実は違うってことですか?
海軍が黒ひげを見逃したことは、かーなーり不満ですが、その背景もちょっと考えてみます。
まず、これも戦力的な問題があります。
・黒ひげがグラグラの実の能力を手に入れ、白ひげと同じ世界を滅ぼす力を手に入れた事
・インペルダウンLv.6の囚人を解放し、海賊団として強力な戦力を持った事
すでに、黒ひげ海賊団は簡単に下手に手出しできない存在になった。
おそらくは、現時点で四皇に並ぶほどの実力を手に入れたと。
すべての根本原因は黒ひげを七武海に選んだ世界政府と海軍なので、
『自分達で責任を取れよ!』
『サカズキィィィィィ、あんたの執念はそっちで見せてくれよ!!』
と言いたくなりますが、そこは抑えましょう。。
ちなみに、シャンクスや白ひげのほかにも、
『バーソロミュー・くま』ですら黒ひげの危険性を察していたのにね。
なぜ政府は気付かなかった?
--ゲッコー・モリア--
これで世界の均衡とやらも保たれるんだろ?
--バーソロミュー・くま--
いや おれはまったくの逆を想像しているが…まァ それはいい

なぜ、くまは黒ひげの狙いをすでに知っていた?
とは言え戦力的に脅威だったから見逃したというだけでは納得できない。
脅威だからこそなんとしても、ここで黒ひげ潰しておくべきなのですが、
それができなかった、もしくは全力でやろうとしなかったのはなぜか。
実はその辺が結構重要なんじゃないかなと思っています。
■if…(ここは余談です、流してください)
もしも、海軍が『海賊=悪』という正義に固執せずに、
ドラゴンの息子と白ひげ海賊の追走を一旦中止して、黒ひげ海賊団の殲滅に集中する。
もしくは、一旦赤髪海賊団と協力して
『赤髪様、、ここは一緒に黒ひげをやっちゃおうよ、、お願い…、ねっ!』
的な柔軟な選択肢があれば良かったですけど。
あの場所に黒ひげの味方なんて他にいないし、ほぼ全員黒ひげを恨んでる、
『海軍本部+赤髪海賊団+白ひげ海賊団』なら白ひげがいなくても圧勝できるでしょうに。。
ある意味、黒ひげを潰す最高のチャンスを逃したとも言えるかもしれません。
(ただ、黒ひげがここで死んでは今後の物語が成り立たないと思いますので、
この展開はあり得ないんですがね。。)
■海軍の正義は矛盾し始めている?
黒ひげをみすみす逃がす、または、全力で黒ひげを倒そうとしないところに、
実は海軍の抱える根本的な問題を感じたりするんです。
黒ひげ登場後に『センゴクとガープは黒ひげを抑える』、
『三大将はルフィの逃亡を阻止する』という構図になってました。
どゆこと…?優先順位違うよね?
黒ひげ=庶民の平和を脅かし世界を恐怖に落としいれる存在
(実際、黒ひげもワンピースを狙ってますが…)
ルフィ=エースとロジャー(海賊王)の意志を継ぎ、ワンピースを復活させる可能性のある存在
(しかも、世界政府を倒そうとするドラゴンの息子)
二人を倒すことの意味はそれぞれ、
黒ひげを倒すこと=『世界(市民)の安全を守る』という本来あるべき海軍の正義
ルフィを倒すこと=『ワンピース』と『自分たちが隠した歴史』の復活を阻止するための世界政府都合の正義
こう思えるんですよね。
海軍本部の最高戦力である三大将を後者に向け、
(『残り』と言っては失礼ですが…)、ガープとセンゴクを前者に対峙させる。
世界政府の不都合さを隠すための正義に囚われて、その危険因子の排除にあくまでも固執する。
一方で、世界に『おれの時代だ』と宣言し、市民の安全を奪う可能性がある黒ひげの排除を疎かにする。
つまり、海軍が危険度の重きを『ルフィ>黒ひげ』とするあたりに、
まさに今の海軍の抱える問題とこの世界の大きな問題が
あるんじゃないかと思わされるんですよね。。
おそらくは海軍が黒ひげを見逃したり、本気で黒ひげと戦わなかったのは、
こういう世界の問題を読者に感じさせるためでもあったんじゃないかと思いました。
実際、黒ひげが去る時には、誰も追いかけようとする仕草すら見せませんでした。
黒ひげに対しガープとセンゴクが様子を見ている一方で、
ルフィには黄猿も青キジも最後まで諦めようともしないで、恐ろしい程の執念も見せていましたから。
赤犬の執念もルフィじゃなく黒ひげに向けていれば…、評価は上がったのに。。
この辺の海軍の正義に対する考えは20年前のオハラとほとんど変わっていないように思います。
これまでどおり世界政府都合の正義を守ろうとするのか…
それとも、スモーカーやコビーのような新しい志?を持つ海兵の登場によって、海軍に変化は起きるのか。
海軍の今後に期待します。
すいません。長くなってしましました…
ここまで読んで頂いてありがとうございました。。
ついに、ハンコックのP.O.Pがキタァァァァァーーー!!
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コメント
※コメントの返信はたぶん、すごく遅いです。ご了承ください。※コメントはツイッターからでもOKです。ご気軽にどうぞー。
さざなみ | URL | rCaEAzXU
素晴らしい考察お疲れさまです!
>「黒ひげを倒すこと=『世界(市民)の安全を守る』という本来あるべき海軍の正義。ルフィを倒すこと=『ワンピース』と『自分たちが隠した歴史』の復活を阻止するための世界政府都合の正義。」
うおおお。まさにこれに尽きると思います!!自分の中でうまくまとめられずモヤっとしていた部分がスッキリしました!ありがとうございます!!今後のコビーに期待したいですね!
( 2010年04月08日 15:13 [Edit] )
psychobind | URL | -
どうも。
コメントするのははじめましてですm(_ _)m
いつもONE PIECE記事を参考にさせていただいております。
>すでに、黒ひげ海賊団は簡単に下手に手出しできない存在になった。
>おそらくは、現時点で四皇に並ぶほどの実力を手に入れたと。
ですね。
黒ひげのグラグラ入手や、
新入り5人(マゼランと互角、七武海クラスのレベル6囚人)
のことを考えれば、
今の黒ひげ海賊団を相手にするというのはつまり
白ひげ、マゼラン、クロコダイル、ジンベエ、くま、ハンコック
を同時に相手にするのと同義ですからね~。
さらにこれに加えて
オリジナルの黒ひげ海賊団メンバーもいるわけですし。
勢力としては間違いなく四皇クラスになっているでしょうね。
しかし実際にセンゴクは単騎ででも黒ひげ海賊団と
戦っていたわけですし、
海軍としても「戦えるなら」見逃す気はなかったんじゃないでしょか。
>つまり、海軍が危険度の重きを『ルフィ>黒ひげ』とするあたりに、
>まさに今の海軍の抱える問題とこの世界の大きな問題が
>あるんじゃないかと思わされるんですよね。。
なるほど。
確かに一般人にとってルフィと黒ひげのどちらが危険かは
火を見るよりも明らかなのに、
いつまでもルフィに執着し続けるのはおかしな話ですよね。
海軍(政府)にとっては残虐な海賊よりも
革命軍の息子の方が重罪人ってことなんでしょうね。
>実際、黒ひげが去る時には、誰も追いかけようとする仕草すら見せませんでした。
とはいえ今回、海軍が黒ひげを見逃したのは、
個人的には、ひとえにシャンクスのせいだと思います。
いや、「せい」何て言うと悪いことをしたみたいですが、
シャンクスが「戦いをやめろ」と言ったのは
あの場にいた全員に対して、つまり
海軍にも黒ひげに対しても「戦うな」と言ってるわけなので、
海軍が黒ひげとの戦闘を続行した場合も
シャンクスの言葉に逆らったことになり、
結局は赤髪海賊団の介入を許すことになります。
相手が誰であるかに関わらず、
海軍が戦闘行為を行えば赤髪が敵に回ってしまうので、
海軍としても仕方なく黒ひげを見逃したといったところではないでしょうか。
駄文、失礼いたしましたm(_ _)m
( 2010年04月08日 19:13 )
ルフィ@FC2 | URL | aYDccP8M
ありがとうございます☆
>さざなみさん
こんにちわ。
海軍の正義が今後どう変わっていくか、、
そこにコビーがどこまで関わっていけるかは本当に楽しみですね!!
コメントありがとうございました☆
( 2010年04月08日 23:35 [Edit] )
ルフィ@FC2 | URL | -
ありがとうございます☆
psychobind さん
> 白ひげ、マゼラン、クロコダイル、ジンベエ、くま、ハンコック
> を同時に相手にするのと同義ですからね~。
むむ!!すごく分かりやすい。。納得です☆
こっちの説明の方がしっくりきますね(笑)
> 海軍(政府)にとっては残虐な海賊よりも
> 革命軍の息子の方が重罪人ってことなんでしょうね。
そこが大きな問題だと思うんですよね。。
世界政府によってそう思わされていることに海軍は気付いていない??
> 相手が誰であるかに関わらず、
> 海軍が戦闘行為を行えば赤髪が敵に回ってしまうので、
> 海軍としても仕方なく黒ひげを見逃したといったところではないでしょうか。
シャンクスの要求を受け入れる必要があった海軍の状況は理解はできたんですが、
「本当」の正義を持つ海軍なら、シャンクスに対して「黒ひげ」だけは見逃せない!!という姿勢を一度でも見せても良かったんじゃないかと思うんですよね。
それか、黒ひげを止めようとスモーカーあたりが独断で動いて、センゴクに止められるとか…。
白ひげとエースの遺体について文句を言った海兵はいたけど、黒ひげには触れないのかよ!!みたいな。海軍内部で黒ひげへの意見すら出なかったのはちょっと残念かなと。。
するどいコメントで、こちらこそ参考になりました。。
今後ともよろしくお願いします☆
( 2010年04月09日 00:06 )
psychobind | URL | -
返信ありがとうございますm(_ _)m
>シャンクスの要求を受け入れる必要があった海軍の状況は理解はできたんですが、
>「本当」の正義を持つ海軍なら、シャンクスに対して「黒ひげ」だけは見逃せない!!という姿勢を一度でも見せても良かったんじゃないかと思うんですよね。
なるほど確かに。
海賊を見逃すことについての不満を顕にしていたのは
赤犬くらいのものでしたね。
(それも黒ひげにではなくルフィに対してのものでしたが)
あと描かれてないですがオニグモ、ドーベルマン両中将あたりも
同じこと考えてそうです。
そこはやはり、ワンピース世界での海軍はその程度の集団、
ってことなんでしょうね。
もちろん中には熱い輩や
赤犬やドーベルマンのような正義絶対主義者もいるんでしょうが、
基本的に人身売買を見て見ぬふりするような連中ですからね海軍は。
確かに疲弊した状態で戦って海軍全滅、
なんて事態は避けないといけないんですが、
といってもやはり釈然としないものは残ってしまいますよね。
( 2010年04月10日 17:20 )
ルフィ@FC2 | URL | -
ありがとうございます☆
>psychobind さん
>赤犬やドーベルマンのような正義絶対主義者もいるんでしょうが、
>基本的に人身売買を見て見ぬふりするような連中ですからね海軍は。
バスターコールに参加してた中将たちは、きっと赤犬寄りですよね。
絶対的正義を主張しながら、人身売買もナミの村も放置している姿を見ると、
海軍の姿には疑問をもってしまいますよね。
空白の百年とかその辺が分かってくると、納得できる面も出てくるんでしょうか。。
コメントありがとうございました☆
( 2010年04月11日 19:58 )
ウソッペ | URL | PDJGjN9Q
初めまして。
大変面白い考察ばかりで、読ませて頂いて楽しいです。
以下、僭越ながら読ませて頂いた感想を
>バーソロミュー・くまですら黒ひげの危険性を察していたのにね
くまさんが感じていたのは
『エースの処刑』⇒『白ひげとの対決』⇒『世界の均衡が崩れる』であって、
『黒ひげそのものの危険性』ではないのでしょうか
> 海軍(政府)にとっては残虐な海賊よりも
> 革命軍の息子の方が重罪人ってことなんでしょうね
いやいや、ルフィは、この世界では超重罪人、犯罪人ですよ
①司法の島を落とす
②『世界的犯罪者』のロビンをかくまっている
(海軍的には、世界を滅ぼす古代兵器を蘇らせることのできる危険人物)
③天竜人をぶっとばす
(他のシーンをみても、天竜人に逆らわないのはワンピース世界に住む人のルール:読者から見ての客観的な是非はともかく)
④インペルダウン大脱走の首謀者(海軍はルフィが首謀者とみている)
その上
①『覇王色の覇気』(人の上に立つ素質がある)を持つ
(青キジが冷や汗。他に持つのは白ひげ、シャンクスなどそうそうたるメンツ)
②ドラゴンの息子
③今は弱い(将来、手に負えなくなる可能性大)
とくれば、逃さずしとめようとするのは当然かと。
また三大将がしつようにルフィを狙ったのは、センゴクが戦争終結を認める前の出来事だから、流れ的に何の問題もないかと。
黒ひげをおわなかったのは、終結を認めた後ですから。
センゴクが戦争終結を認めたのは、上記にあるようにシャンクスがにらみを利かせていたからだと思います。
長々と失礼しました
( 2010年09月24日 00:23 [Edit] )
もやもや | URL | -
コメントありがとうございます☆
>ウソッペ さん
はじめまして。
> 大変面白い考察ばかりで、読ませて頂いて楽しいです。
> 以下、僭越ながら読ませて頂いた感想を
いえいえ、読んで頂いてありがとうございますm(__)m
> くまさんが感じていたのは
> 『エースの処刑』⇒『白ひげとの対決』⇒『世界の均衡が崩れる』であって、
> 『黒ひげそのものの危険性』ではないのでしょうか
確かにそういう解釈もできますね☆
私としては、モリアさんが「七武海の穴埋めが世界の均衡を保つ」と言い、
それをくまは逆だと言っているので、
ここでは「黒ひげの七武海入り」が「世界の均衡を壊す」ぐらいの意味しかないのかなと思っています。
あくまでも、くまは「黒ひげが持つ野心(狙い)の危険性」を指摘していたのかなと。
>> 海軍(政府)にとっては残虐な海賊よりも
>> 革命軍の息子の方が重罪人ってことなんでしょうね
> いやいや、ルフィは、この世界では超重罪人、犯罪人ですよ
引用された部分はpsychobindさんのコメントですが、私の方からコメントしますね。。
今の海軍の立場から見れば、黒ひげよりもルフィが重罪人であることは理解はしていて、
(psychobindさんも理解していると思います)
その上で、読者目線から見るとちょっとそれはおかしいじゃないか!というのが、
記事の最後で伝えたかったところなんです。
だから、「なぜ海軍が黒ひげよりもルフィを危険視するのか?」については、
ウソッペさんが書かれているとおりだと思っています。
ただ気になったのは1点、、
> ①司法の島を落とす
実際「落とした(崩壊させた)」のはルフィ達ではなく、海軍の敵味方関係なしのバスターコールなのかなと。
新聞ではそれも含めてルフィ達の責任にしていたようですが、海軍はこの事実を知っているはずですよね。
確か、コビーがそんな事をぼやいていたと思います。
もちろん、そのバスターコールを呼び寄せたのはルフィ達ですが。。
②以降はそのとおりだと思います。
このブログですが、基本的に読者(ルフィ)目線で記事が書かれていると思います。
今の世界では「海軍が正義、海賊が悪」である事や、ルフィやエースが犯罪者であることは、
一応、理解した上で、その世界観が本当に正しいのか・・・と、疑いの目を持ちながら、
あれこれ妄想しています。。
( 2010年09月24日 23:13 )
onepiece | URL | Z6i8oGSo
いや~よかったw
楽しく読めました^^
( 2011年04月12日 21:18 [Edit] )
yuuya | URL | -
作者はこんなにも考えているのでしょうか
( 2011年07月08日 18:25 )
もやもや | URL | -
コメントありがとうございます☆
>yuuyaさん
> 作者はこんなにも考えているのでしょうか
うーん・・・
考えているかもしれないし、考えていないのかもしれない・・・
どちらにしても、勝手に考えるのが楽しい!って感じでしょうか。。
( 2011年08月20日 19:16 )
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