2011年05月31日
以下、ネタバレになりますので、ジャンプを読んでいない方はご注意ください。
■■前回の感想/次回の感想■■
【タイトル】
第626話 ネプチューン3兄弟
【扉絵】
世界の甲板からVol.12「バラティエ―連結式デザート艦"シスターアンコー"」
ゼフの次はパティでしたね。ということは、次はカルネ??
すごく細かくスポットを当てていきますね~。ほんとキャラを大切にしてるなぁ、尾田さんは。
【本編】
オトヒメ王妃が持ち帰った紙には何が書かれていたのか。
ってところから始まるハズでしたが、まずはデッケンさんの悪巧みから。
■玉手箱
竜宮城と言えば「玉手箱」がありましたね。
この世界でも「歳を取る」アイテムらしく、デッケンはそれを手に入れれば、
しらほし姫とすぐにでも結婚できると企みます。
デッケンさんのロリコン疑惑もこれで晴れたのかな。
ちなみに、私にはデッケンさんが自分で玉手箱を開いて、歳を取る姿が浮かんでしまうのですが。。
もしくは、逆に子供に戻ったりとか。そんな気がします。
■先祖の夢
デッケンが思い浮かべた先祖の夢のバックには「金銀財宝」が映っていました。
初代バンダー・デッケンが「海王類を従わせる人魚姫の伝説」を求めたのは、
「世界を支配する力」が欲しかったからなんでしょうか。
そうそう、まだコメ返してませんが(すいません)、初代デッケンは人間でしょうか?という質問を頂きました。
確かに「伝説を求め海底を目指した」というからには人間っぽいですよね、海賊の船長だったみたいですし。
そもそもブルックの話では、
という事でした。ある大嵐の日
突然錯乱した海賊船船長が
部下を次々に嵐の海に投げ込み
皆殺しにし 神にさえツバを吐いた
(中略)
彼は神の怒りを買い
永遠の拷問を受けながら
海をさまよい続ける事を運命付けられた
(62巻)
デッケンの言う「海底を目指した」とはかなり食い違っているような気もします。。
うーん、もしかして初代デッケンも実は人魚姫にフラれたとか・・・?
フラれた腹いせに部下を海に投げたり、海王類の怒りを買って遭難しちゃった??
ひどすぎる妄想ですが、、子孫があんな感じの人ですからね~。
■世界貴族の一筆
オトヒメ王妃の持ち帰った紙に書いてあったこと。
なんと、魚人島の夢を天竜人が後押しするという内容でした。魚人族と人間との交友の為
提出された署名の意見に
私も賛同する
うーん、うーーーーん、これはどうも信じられない・・・。
「交友」とか「賛同」とか、ウソっぽくて仕方がないです。
この一筆が天竜人の誰が書いたのかによって変わって来るのですが、
前回登場したミョスガルド聖なら、絶対に裏がありそう。
彼は魚人島に感謝するどころか、「後悔させてやる」と復讐する気満々でしたし。
まぁ、ちょっとその疑念は置いておいて、この天竜人の一筆によって、
オトヒメ悲願の署名が国中から集まるようになりました。
あぁ・・・。そうなんですよね・・・。
![]()
7年に渡る オトヒメの苦労はこの日
やっと実を結んだ
何より国民達はオトヒメという人物が好きなのだ
オトヒメ王妃の思想は、タイガーが最期に言っていたように「正しい」。
正しいんだけれども、人間との共生は受け入れられないというのが魚人たちの本音だったわけです。
奴隷の経験者には自分達の犠牲の上に成り立つ「受け継がない意志」も受け入れ難いものでしょうし。
でも、人々の心を動かしたのは「オトヒメが好きだという気持ち」。
結局、最後に人の心を動かすのって、人柄だったり、真剣さだったり、
自分の事をどれだけ考えてくれてるかって事だったりするわけで・・・。
魚人島の事を一番愛してくれたオトヒメだから信じられるってことなんですね。
■しらほしの力
オトヒメ王妃がもろもろの解説をしてくれました。
・人魚が魚と話せること(ケイミーも魚と話していました)
・大きな海王類と話せる人魚はいない
・クジラと話せるのはネプチューン王だけ。彼でも海王類とは話せない。
・王家の言い伝えによると数百年に一人、海王類と話せる人魚が生まれる
ということらしい。覇王色の覇気の人魚版って感じなのかな。
ちなみにオトヒメ王妃は人魚と限定していますから、
魚人が「魚」と話せるっていうのもかなり珍しいってことなんでしょうね。
ジンベエさんの、

魚と心通わせるやさしい場面
このチカラもかなりの特別なものなんでしょう。さすがだぜ、ジンベエ親分!!
あと、オトヒメ王妃の話で一番気になるのはこの部分。
ふむふむ・・・。うんうん・・・。これってルフィの事ですよね。
![]()
しらほしの元には
いつかその力を正しく導く者が現れ・・・
そしてその時
世界には大きな変化が訪れる・・・!!
という言い伝え
シルエット(服装)的にはシャンクスとかドラゴンにも見えなくもないですが、
デッケンさんじゃないのは間違いないです。
でも「正しく導く者」というのは、ルフィらしさをあまり感じない言い方です。
ルフィのモットーは「自由」ですから。
仮に、ルフィだとしても、ルフィを信じる気持ちにしらほし姫が導かれるって感じでしょうか。
アラバスタのお姫様ビビ王女もこんな事言ってましたし。

ビビがルフィたちの全てを信じているように、ルフィを信じる事で、その結果、彼らのやる事は全て・・・信じられる
彼は海賊王になる男よ
しらほし姫の力が使われて世界が変化する、というのが正しく導く者の意味のような気がします。
ともかく、ルフィというのは「海賊王になる男」であり、「ロジャーが待ってる男」であり、
「シャンクスが次の時代を懸けた男」であり、「麦わら帽子が似合う男」であり、
「エースの意志、Dの意志を継ぐ者」であり、「しらほしの力を正しく導く者」である・・・と。
すごくいろんなものを背負ってるよね、ルフィ。。
■突然の事件
白昼のオトヒメ王妃の暗殺事件。それは前触れも無く突然起きてしまいました。
折角集まった署名が燃やされ「パァン!!」と明らかにオトヒメの命を狙った狙撃・・・。
火の手の付近で銃声が聞こえているということは、人込みに紛れた内部の者の犯行というのが有力かなぁ。
ハモンドがルフィに言っていた、
というのがこの暗殺事件の事を指しているなら、「人間を嫌う者達」が人間との友好・共生をそんなもの(血液)を差し出せば
人間を嫌う者達から闇夜の裁きを受ける!!
(62巻)
拒否するためにオトヒメを暗殺したというのが一番の理由でしょうか。
でも、世界政府の暗躍、天竜人の罠っていう可能性もあると思うし、
騒ぎに乗じてしらほし姫にタッチしてるデッケンさんも怪しい。デッケンさんは背中に銃持ってましたし。
その他に怪しい人と言えば、ルフィが魚人島を崩壊すると予言してたマダム・シャーリーとか、
ルフィが後ろにいるのに気付かない見回り兵士さんとか。

(62巻)
(次週、コナン君とか登場してくれないかな・・・。)
■妹を守る兄
命が消えようとするオトヒメ王妃。
彼女が最後に願うのはやはり「私の為に怒りや憎しみに取り込まれないで・・・」という受け継がない意志。
それと、しらほし姫の事でした。
目の前で倒れた母を見たしらほし姫はあの海王類を呼ぶ力を発動しようとします。
けれど、それを食い止めたのは「マンボシ」と「リュウボシ」。
彼らは、母の死に際に笑って、踊って、泣くのです。
母が目の前で殺されたとしても、笑って踊る・・・
![]()
母上みてみて♪大丈夫~
私達ずっと~こうやって~♪
妹を守っていくラシド~♪
妹を守るために、笑って踊る・・・
周りからは不謹慎な姿に見えても、「恨みや憎しみを持たないで」という母の意志と
「命を懸けて妹を守ってください!」という母と子の約束で繋がってるわけですね;;
というところで、今週は終わりです。
タイガーとオトヒメ王妃のエピソードは深くて熱かった・・・。
来週の予告に「魚人島の歴史を知ったルフィ達はどうする!?」って書いてましたけど、
現在に戻るんでしょうか。
■■前回の感想/次回の感想■■
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