ワンピース 麦わら一味崩壊から現在までの日数について

2010年04月29日

麦わら一味がバラバラになってからどれくらいの日数が流れたのか。
ちょっと気になったので、確認してみました。

以下、ジャンプ最新号の内容を含みますのでご注意ください。

まず、一味が完全崩壊するのが「第513話」です。
一味それぞれがバーソロミュー・くまに飛ばされている日数は不明なんですが、
戦桃丸は「ウソか本当か三日三晩空を飛ぶ」と言っているので、
とりあえず「3日間」と仮定しましょう。
(ルフィは「1日」しか経過していないように見えますが、まぁ大体ということで。。)


ルフィが女ヶ島に到着して、ハンコックと出会い、
その日の夜にニョン婆からエースの処刑日を聞きます。「第522話」
ニョン婆は(おそらく)その日の新聞を見て、
「1週間後とあるニョで今から実質"6日後"」とルフィに伝えています。


その後、ルフィはインペルダウンに侵入し、そしてマリンフォードに到着。
海軍の作戦でエースの処刑時間を早めるというのはありましたが、
処刑日の変更はなかったので、「一味崩壊~戦争終結まで「10日間」

最新話の「582話」では、そこから「約2週間後」という話になっているので、
「一味崩壊~ルフィが目覚めるまで(最新話)」まで「約24日間」

ワンピース 二週間後
最新話
24日か…

ちなみに読者側の世界では、一味崩壊の「第513話」のジャンプ発売が「2008年9月」なので、
2010年4月現在では、(ざっくり)「1年8ヶ月」ほど経過したことになりますね…。

あぁぁぁ~~~、もう1年半以上も麦わら一味の冒険から遠ざかっていたのか…。
と、ちょっと寂しくなったりしますが、物語の上ではまだ1ヶ月も経っていないんですよね。

一応ルフィが目覚めたので、いきなり数年飛ぶ展開はなくなった気もしますが、
一味の再集結の期間を考えると「半年~1年」くらいは進むことにはなるかもですね。

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ワンピース 「海軍の英雄」モンキー・D・ガープの心情を察してみる

2010年04月29日

モンキー・D・ガープについて考えてみました。
以下は最新号のジャンプのネタバレを含みますのでご注意ください。

■なぜガープはダダンに…?

「ガープはルフィとエースを海兵にしたいのに、なぜ山賊のダダンに預けるのか…?」
ダダンが山賊である事が分かって、さらに高まるこの疑問。。

海兵にしたいと思うなら自分で育てるなり、コビー達のように海軍の中で育てればいいじゃないかー。
「海軍の英雄」ならそれも許されるんじゃない??
その考えるのは当然ですよね。分かります。

ただ、このような行動をとったのにもいろんな背景があるはず。
その辺を中心にガープについて、いろいろと考えてみたいと思います。

■ロジャーからエースを引き受けた背景とか

ガープは無理やりロジャーに押し付けられる感じでしたが、その彼の頼みを聞くことになります。

ロジャーとガープ
敵だったガープに
自分の子を託すロジャーの真意とは?
ONE PIECE 56 より)

この二人の関係がどの程度のものだったのかは分かりませんが、
ガープはポートガス・D・ルージュを匿い、生まれたエースを自分の故郷で育てようとします。

しかし、「生まれてくる子に罪はない」とは言え、この行為は海軍の「正義」から反したものです。
ある意味では最大の「裏切り行為」とも思えるこの行動。
それに、これまでのガープの言動を見ても「絶対的正義」や「世界政府」を信じて、
海兵をやっているわけではなさそうなんですよね。

そして、ガープは何十年も海兵をやっていて、中将という地位にまでついた人間。
海軍の内情や世界政府の意図は十分に理解しているはず。

そんな彼が「正義」に反してもエースを育てようした理由…

ロジャーの意志を尊重した(Dの名・Dの意志が関係している)
・自分の身を賭してエースを生んだルージュの気持ちに心動かされた
・ガープとルージュは何かしらの血縁関係がある(根拠なき推測)

などいろいろと思い巡らせてしまいますが、
ガープも「Dの意志」の事を知っていて、エースを育てる事でその意志を受け継ごうと考えた気がしています。
(結果、そのロジャーの意志はエースに、そしてルフィへと受け継がれる事になるわけですから。)

■エースを生かすためには何が必要か

世界政府が海賊王"ロジャーの血"を根絶やしにしなければならないと考えている以上、
その存在自体が「罪」となる

何よりもエースを生かすためにどのような環境が必要なのかをガープは考えるはず。

もし、ガープ自身でエースを育てようとすれば、海軍・世界政府に知られる可能性は高くなりますよね。
海軍(青キジ、つるなど)の関係者に預けても結果は同じ。
それに、ガープと言えど「世界政府」を説得するのも無理でしょう。

結局、"最弱の海"と呼ばれ世界政府や海軍本部から遠く離れた"東の海"で、「自分の故郷」、
そして、世間から身を隠さなけれ ばならない山賊という人間に預けることが、
エースの存在を知られないため、そしてエースを生かすためにはベストだったということでしょうか。

■ルフィをダダンに預けたのは?

今から10年前、
エースが10歳でルフィが7歳の時にガープはルフィをダダンに預け一緒に修行させようとします。

ルフィをダダンに預けた理由を考えると、
「エースを気にかけて」というのが大きかったように感じています。

(ガープ)おいエース 最近荒れとるらしいな
(エース)ジジイには孫がいるんだろ?そいつは…幸せそうか?
(ガープ)ああルフィか 元気に育っとるわい
(エース)おれは生まれてきてもよかったのかな…
(ガープ)そりゃおめェ生きてみりゃわかる

このやりとりは印象的な場面ですが、会った事のないルフィの存在を意識するエース
そして、生きる意味を見出せずに悩むエースを見つめるガープ。

この場面を読み返すとガープはあえて二人をあえて引き合わせ、
『ルフィをエースの「生きる意味」にしたいという意図』が感じられるですよね。
まぁ、ガープの事なのでそこまで深くは考えず、直感的なものだったのかもしれませんが。。

これも結果論ですが…、
二人の出会いでエースはルフィの"兄"として生きる希望を持ち始めるわけです。
ルフィを守るエース
泣きそうなルフィを守ろうとするエース…
(あぁぁ、このコマだけで泣きそうになる。。)
ONE PIECE 巻57より)

この辺は次回以降詳しく分かるはずなので、置いておきます。。

■ルフィとエースを海兵にすることは本当にできたのか…

で、本題と言うかこの疑問。
ガープはエースとルフィを「最強の海兵にしたかった」とよく口にしますが、
本当にそんな事ができたんでしょうか。
エー ス自身はこう言っています。

迷惑なことにおれもルフィも
世界的大犯罪者の血を引いてんだ
海兵なんてなれるわけねェ…

エース、海兵にはなれない
"その血"が持つ意味を本人がよく知っていた…
ONE PIECE 54 より)

自分が世界からどのように思われているのか…
自分は存在してはならない人間…
それは、幼い頃の経験からエース自身が一番理解していたはず。

センゴクはエースがスペード海賊団として名乗りを上げたとき、「D?どこの出だ?」と言っています。
そして、最終的にエースがロジャーの子であることも突き止めてしまうわけです。

スペード海賊団、センゴク
センゴクは"D"に敏感に反応する。そして、
ロジャーの子がやはり生きていたと気づく。。
ONE PIECE 巻57より)

エースの出生を隠して海兵にしてもいつかは突き止められてしまうでしょう。
逆に出生を明かして海兵にしようとしても、海軍は赤犬など「絶対的正義」を主張する将校がほとんどなわけで、
ロジャーの子を受け入れられるはずがないとも思います。
それに、世界政府も決して認めないでしょう。
それは、たとえガープが"海軍の英雄"であっても…

ルフィもエースが言うように同じなんですよね。
今の時代では死んだロジャーよりも、実はドラゴンの血の方が危険度は高いように思ったりしますし。

だから、ルフィもエースと同様に、その存在自体が許されないわけで、
ルフィも初めから海兵になれるわけがないように思うんです。

■"海軍の英雄"ガープの責任はどこへいくのか

貴様が"海軍の英雄"と呼ばれていな ければ
一族すべての責任を取らせるところだがな!!

ガープ!!

ガープとセンゴク
ガープに詰め寄るセンゴク。
ONE PIECE 54 より)

海賊王の息子を育て、自分の息子は革命家、そして、孫は海賊で数々の事件を起こす。
ルフィが暴れている報告を受けるたびにいつも喜んでいるようにも見えるガープですが、、
彼の責任問題にならないのがかなり疑問なところです。
"海軍の英雄"という名声にはそれを補っても余るほどの価値があるという事でしょうか。

それに、ガープが過去にどれ程の活躍をしたのかは興味があります。
もしかしたら、ロジャーを捕まえた功績はすべてガープのモノになっていたのかも。

ロジャーはガープのところへ直接出向いて自首をした?
一番上に掲載したロジャーとガープの場面はその直後のようにも思えます。

あと、実はセンゴクがガープの事を「世界政府に報告していない」ような気もしています。
エースがロジャーの息子であり、彼を捕らえたことは世界政府に報告しているとは思いますが、
ガープ関係の情報はセンゴクが伏せているようにも思うんですよね。

■「自由」、そして「夢」と「運命(さだめ)」

0巻でガープが言った台詞。

自由にやるにはこれ以上の地位はいらん

ガープ、サウロ、つる、青キジ
ガープの周りに「サウロ、つる、青キジ」がいるのも
気になる場面。
(ONE PIECE 0巻より)

ガープが海軍に居続ける理由とその本心は分からないところは多いですが、
ただ、ガープも「自由」を求め海兵をやっているようです。

「自由」はロジャー、ドラゴン、ルフィ、エースに共通して見えてくる信念で、
「Dの意志」とも深く関わるテーマだと思います。

フーシャ村の村長はルフィが海賊になった事を「夢か運命(さだめ)か」とつぶやきます。
きっと「Dの名を持つ者」は海賊、革命家、海軍…、その立場に関係なく
「自由を求め続ける使命」の様なものがあるのだろうと感じてしまうんです。

だからこそ、ガープも二人を強制的に海兵にするような事もしなかったとも思うんです。
最終的には本人の「意思」に委ねなければならないと。。

ガープの苦悩
海兵と家族、その狭間で苦しむガープ
ONE PIECE 巻57より)

処刑台の上で見せたこの苦痛な表情。。

そして、結果的に何もできず、エースを死なせてしまったガープは今何を思うのだろう…
後悔…無念…無力感…正義への疑念の高まり?…
「正義」に反してまで、家族としてエースを守ってきたガープの心中は計り知れないものがありますね。

おしまいです。
「まとまりがない感じ」が強い記事になりましたが、ご了承ください。m(__)m

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ジャンプ21・22号感想 銀魂「しぶとくずぶとくしたたかにしなやかに」 他

2010年04月27日

ジャンプ21・22号の感想です。
ワンピースの感想はコチラで す。

以下はネタバレになるのでご注意ください。

■NARUTO- ナルト-/岸本斉史/「ナンバー492 あいさつ」

ナルトにガイが付いてきましたね。船酔いしてましたけど。
鬼鮫とガイのネタ(因縁)をまたやる気でしょうか。。

ナルトの修行って好きなんですよね。わくわくします。
今回は精神修行のようですが、楽しみです。

■銀魂/空知英秋/「第三百六訓 しぶとくずぶとくしたたかにしなやかに」

いいですね。好きな展開です。
銀さんはこの状況を知っていたというよりも、この場で判断してという感じですね。

「俺が殺るまで死ぬんじゃねぇぞ」

次郎長も銀さんもかっこいいわぁ。
そして、お登勢とアニキも登場で、かぶき町が一つに。
今回は笑いが一切なかったけど、それも気にならないほど話が盛り上がってきました。

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■ぬらりひょんの孫/椎橋寛/「第百四幕 空を裂く侵入者」

茨木童子と毛倡妓は無事逃げれましたね。やるな、河童。。
しかし、鬼童丸って強いのか弱いのか良く分からないですね。
顔はボスっぽいんだけど。。

一方、花開院本家には「しょうけら」が現る。。
こっちは、誰が応援に来るんだろう?

■SKET DANCE/篠原健太/「第134話 スクールトリップ狂詩曲4」

「オシッコ編」に続きまして「お風呂編」
あのキャプテンが「あとボッスン死ねばいいのに」って言ったとこが、何気に一番面白かった。。
どさくさに紛れて毒を吐いたなーって感じで。。

今回は「お風呂」ネタとかじゃなく純粋におもしろかった感じがします。
でも、

これで「前半戦」だと!?

後半はサーヤが盛り上げてくれるのかな?
スクールトリップ狂詩曲はまだまだ終わらない…

■いぬまるだし/大石浩二/「ナンバー81◆二兎を追う狩人(ハンター)」

「仮病」をテーマに描かれる究極の心理戦。すばらしいですね。
「人間が完全なる敗北を味わった時あふれるのは涙ではなく笑みである」
これは名言ですね~。

■ボクのアイドル/河下水希/「ドジでキュートなキミなお願い」

久しぶりにジャンプでラブコメを読めた気がします。
こういう清々しいラブコメもジャンプに必要だよなぁと改めて感じさせられる作品ですね。
読切なのが残念…


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ワンピース 第582話 現実との戦い、そして二人の過去へ

2010年04月26日

ジャンプ21・22号合併号、ONE PIECE(ワンピース)の感想です。
(ワンピース以外のジャンプ感想は別記事で。)

以下はネタバレになりますので、ジャンプを読んでいない方はご注意ください。

■■前回の感想次回の感想■■

【タイトル】
第582話 ルフィとエース

【巻頭カラー】
海賊サッカーを楽しむ麦わら一味。
いつもながら「巻頭カラー」は素晴らしいです。癒されます。

【本編】
「頂上戦争」より約2週間が過ぎたようですが、海は荒れています。
各所で海賊達が暴れ始めている様子で、海軍も軍艦の手配が間に合ってない状況。
あの戦争が市民にとって意味があるものだったのか…疑問を投げかける場面です。

一方、イワさんとキャンディボーイ達はルフィをジンベエに託して、カマバッカ王国に向かいます。
どうやって王国まで戻るのかも気になりますが、サンジと何か起きそうな予感がします。
サンジが「ヒ~~ハ~~!」って言うようになっていたらウケルなぁ…(笑)

さて、女ヶ島。。
ルフィは「エースの死」という現実を受け入れられない状況のようですが、
一応、目も覚まし、暴れることもできている状況ではある。

ハンコックは完全に恋する乙女状態ですね。
というか、彼女がいましたね。パンダウーマン美が。

パンダウーマン美
詳しくは55巻のSBSを参照してください。。
ONE PIECE 巻55
ここでベポ情報です!
ベポは"オス"。(確定)
ベポは能力者でもなくただの「しゃべる熊」っぽいですね。(推測)
パッパグと同じような感じなんでしょうか?

「麦わら帽子」を見つめ「・・・・・・・・」のトラファルガー・ローは何を想うんでしょう。
ちなみにローってシャンクスとつながりがあるようにも思えるんですよね。
ローがルフィを助けに来たタイミングとシャンクスが戦争を止めに来たタイミングってばっちりだったので。
「麦わら帽子」を見て、ルフィに何か想う所があるのか…
それともシャンクス?いやエースなのか、、ちょっと気になります。

現実と戦うルフィ。

ほっぺたなら
ちぎれる程つねった…
夢なら覚めるハズだ
夢じゃねぇんだろ…?

エースは…
死んだんだろ"!!!?


悲しい場面です(泣
でも、あの泣きっぷりと表情を見ると、ルフィは一人でも立ち直れそうですね。
何か少し安心しました。そして、ルフィとエースの出会い10年前のお話へ。

10年前なので、シャンクスがフーシャ村を出た直後ですね。
で、ついに「ダダン登場」と。
ダダン登場
コルボ山 山賊
ダダン一家棟梁
カーリー・ダダン
【エース・ルフィの仮親】

なんか長年引っぱっておきながらあっさり出てきた感じがしますが。。
でも、最初に想像してたダダンとちょっと近い感じがします。
「女で海賊か元海賊」だと思ってましたので。(コチラを参照)
悔しいかな、、山賊というのは思いもしなかったんですが…
ちなみに、ダダン=サウロで設定してくれていた方が盛り上がったなぁ…、いや、個人的にです。
(この辺はコチラを参照)

10年前のエースはかなりぐれてますね。
やっぱり、エースの転機はルフィとの出会いだったんでしょうか。

ちなみに、ガープはルフィを無理やり連れてきてますけど、
実はエースの事を考えて、二人を引き合わせたような気もするんですよね。
兄弟ができれば、エースも変わるんじゃないかって。。

なおルフィとエースの出会いの場面、56巻でも出てますけど…
ガープとルフィの立ち位置が逆ですよね。。

2010_0426blog20014.jpg
ガープ左手で殴る
(今週号より)

ルフィとエース
ガープ右手で殴る
(ONE PIECE 巻56 より)
尾田さぁ~~ん!!
先週は黒ひげの歯が全部あったし…(これは伏線かもしれませんが。。)

ルフィとエースの過去。
知りたいけど、今となっては悲しい話になるんだろうなぁ。。
でも、そこにはルフィが「エースの死」克服するヒントがあるんですよね。

楽しみなところですが、
今回合併号なので、次号は5/10(月)発売です(泣)

■■前回の感想次回の感想■■

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以下は、他ブロガーさんの感想です。

【いけさんフロムFR・NEO RE】さん
「ONE PIECE」~ルフィ号泣!そして…今語られる二人の少年の物語

【キャまの本屋】さん
『ワンピース』涙の数だけ強くなれ、負けるなルフィ!そして遂に明かされる二人の出会い!?

【もの日々】さん
「ONE PIECE」 遂にルフィが復活ッ!!・・・しかし待っていたのは怒り、そして悲しみ・・・

ワンピース 「新世界」と「時代のうねり」に思い巡らせる

2010年04月22日

キッドから最後の四皇の名前が出たことで、いよいよ「新世界」が迫ってきた気がして胸が高まります。
しかし、世界に「忍び寄る未来」は決して明るいものではないようですが、
これからの舞台である「新世界」が一体どんな場所なのか、
そして、「時代のうねり」はいつ来るのかを考えてみました。

あと、一昨日からたくさんの「拍手」を頂きました。。
正直驚いてしまいましたが…、とても励みになります。
本当にありがとうございました。m(__)m

■新世界とはどのような場所なのか?

「新世界」という言葉を始めて口にしたのは意外にも"あの"コビーでした。

レッドラインの向こう側に広がるその最後の海を
人は…もう一つの名前でこう呼ぶんです

"新世界"

次の時代を切り開く者達の集う海!!
その海を制した者こそが"海賊王"です

2010_0422blog20008.jpg
コビーが口にする「新世界」は心に響く
この場面、大好きなんですよね。
まるで、「ルフィさん、私はあなたが海賊王になると信じています」
と、海兵として決して考えてはいけない"彼の本心"が聞こえてきてしまうので。。
それに実はコビーも『次の時代を切り開く者達の一人』ではないかと感じさせてくれる場面でもある。。

しかし、「新世界」とは彼の言うとおり「次の時代を切り開く者達の集う海」と呼べる場所だったのか。
実際は少し違うような気がしています。

白ひげは自分のナワバリと称し、魚人島を始めとした多くの島を"力(脅威)"で抑えていました。
他の四皇の勢力はよく分かりませんが、「新世界」全体が「四皇」の"力"によって、
均衡が保たれていたのは事実だと思います。

一方、海軍本部"マリンフォード"海底監獄"インペルダウン""司法の島"エニエス・ロビー
海軍の重要と呼ばれる施設は偉大なる航路の「前半の海」に位置しています。

そして、「王下七武海」は、クロコダイルがアラバスタ、モリアがスリラーバーク、
ハンコックの女ヶ島は前半の海側のカームベルト上にあるように、
主に前半の海を拠点としていた事が分かります。

ミホークに至っては"首領"クリークを追いかけて、わざわざ"東の海"にも来ていました。
ただ、ドフラミンゴは新世界に拠点があるのかも知れませんが。
くまは自由に飛べちゃうので、拠点はなさそうです。

「新世界」とはキッドが言ったようにあくまでも"「四皇」の統べる海"
強大な大海賊がナワバリを取り合いながら、一定の均衡が保たれた海域だった。
そして、その均衡を崩さないように前半の海で、『海軍本部』が常に目を光らせ、
『王下七武海』は新しい海賊たちの芽を摘んでいた。

だから、これまでの新世界は「次の時代を切り開く者達の集う海」と言うよりも
新しい者達を受け入れない、「新しい者達を拒んできた海」であったような気がします。

しかし、これから、「新世界」のあるべき本来の姿に戻ろうとしている。

コビーが言った新世界の意味は、まさにワンピースという物語の後半を予見し、
これから巻き起こる"新しい戦いの海"「新世界」である事を伝えてくれていたように思うのです。

■次の時代を切り開く者達とは

さて、次の時代を切り開く者達とは誰を指すのか。
シャッキーはこう言います。

この中の誰かが
次世代の海賊たちを引っ張っていく存在に成長するかもね
いずれにしろこれだけのルーキーが流れ込めば
新世界も只じゃ済まないわ

超新星たちの"今の実力"と"可能性"を意味すると同時に、
次世代のリーダーとなる海賊もこの中から現れると考えているようです。
もちろん、その一人がルフィであることは間違いないと思いますが、
"頂点に立つ"ではなく、"引っ張っていく存在"という言い方は気になります。

これまでのワンピースでは「麦わらの一味」という一つの海賊団の冒険として描かれていました。
しかし、これからはその枠を超え、多くの海賊をリードしながら成長してゆく冒険に変わっていくと思わされるのです。

白ひげ海賊団の戦争では、"傘下の海賊たち"というのが出てきましたよね。
赤髪海賊団はどうか分かりませんが、新世界では敗北させた海賊を"傘下"に入れる場合が多いのかも知れません。
エースが負かせた海賊(ドーマ)は、白ひげ傘下の海賊団としてこの戦争に登場していました。

エース、ドーマを降伏させる
エースが降伏させたドーマ
ドーマ
自分を負かせたエースを助けにくるなんて、、
なんていい奴だ

白ひげの勢力は四皇の中でも飛びぬけたものだったとは思いますが、
「カイドウ」「ビック・マム」も多くの"傘下"を従えた海賊なのかもしれません。

もしかすると、麦わら一味も"傘下"とは呼ばないかもしれませんが、
これまで出会った白ひげ海賊団などと協力しながら、
「新世界」の冒険を進めていくのではと期待してしまいます。

■気になるキーワード「時代のうねり」

これから冒険の舞台となる「新世界」とともに気になるのが「時代のうねり」
戦争が始まる前にシャッキーは言います。

この先の海は荒れるわよ
見たこともない大きな波が来る
彼らはその波に負けちゃいけない
ほら聞こえる?
時代が少しずつうねり始めている

そう、「時代のうねり」はあのロジャーの言葉にも出てきます。

これらは止めることができないものだ
受け継がれる意志
人の夢
時代のうねり

人が自由の答えを求める限り
それらは決して止まらない

海賊王G・ロジャー

なお、「受け継がれる意志」は16巻の第145話で使われています。
Dr.ヒルルクの「人が死ぬときはいつか?」という超有名な場面の回です。
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そして、「人の夢」は24巻の第255話。
黒ひげが「人の夢は終わらねェ」という見開きで叫ぶこちらも超有名な場面。
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いずれもコミックのタイトルでも使われているので、この3つはワンピースの中でも重要なキーワードです。
「時代のうねり」とは一体どういうものなのか。
今回の戦争が「時代のうねり」の時ではなければ、その時はいつ訪れるのか。

シャッキーの言うとおり「時代は"少しずつ"うねり始めている」のだと思います。
あくまでも少しずつ、ゆっくりと。。

そこで、「うねり」を起こしていると思う出来事を挙げてみます。

1つ目は、ワンピースという物語の始まり『ロジャーが作った大海賊時代』そのものだと思います。
ここから急速に加速し、時代はうねり始めます…

ロジャーの最期
僅かに灯った"命の火"を"業火"に変えたロジャーの死は
"白ひげ"の最期とも重なるようだ…
これも二人の運命だったのだろうか

しかし、世界政府はそれを抑えようと躍起になる。
そして生まれたのが、「四皇」と「海軍本部」と「王下七武海」の三大勢力の構図。

なお、王下七武海という組織がいつ生まれたのかは不明です。

おそらくは、大海賊時代が始まってから生まれた"四皇"の力を抑えるため、
そして、新しい海賊が成長しないように組織されたのだと思いますが、あくまでも推測です。

2つ目は、ルフィの父ドラゴン率いる革命軍の存在

ドラゴン、危険視される
このドラゴンの写真が"証明写真"に見えて
ニヤっとしてしまうのは私だけだろうか…

世界最悪の犯罪者として、多くの国々の革命家を動かし、
直接世界政府を倒そうと動きはまさに「時代のうねり」と言えるでしょう。

そして、革命軍の動きはこれまでほとんど描かれていませんが、
ロジャーの言葉と合わせて、ドラゴンを登場させている事を考えれば、
ドラゴンは"自由の答えを求め続け"、革命活動をしているのだと思わされます。

ドラゴンとロジャー
ドラゴンはロジャーと面識があるんだろうか…


3つ目は、「バナロ島の事件」をきっかけに起きた今回の「マリンフォード頂上決戦」
そして、四皇の一角である「白ひげ」の死亡
四皇の一角が落ちたことは、時代が動く最も大きく要因だと思います。

4つ目は、この戦争によって生まれた新しい勢力「黒ひげ海賊団」の存在

最後に、ルフィを含めた超新星たちが新世界に一気に流れ込むこと

あとは、ドレークが言った「海軍の変化」もその要素となり得るし、
インペルダウンLv.6から逃げた囚人も気になるところですが、その辺は置いておきます。。

とりあえず、この5つが「時代を"少しずつ"うねらせている要因」だと思うのですが、
さて、本流の「うねり」はいつ来るのだろうか。

おそらく、インペルダウンでイワさんが言った「ドラゴンが軍を動かす時」であるような気がしてなりません…

世の中の状勢は把握している
海軍と白ひげ海賊団を中心に大きく世界は動こうとしているわね
でもあの男はまだ動かない
世界中の革命家達の黒幕
ヴァターシの同胞革命家ドラゴン

そうヴァナタの父ちゃんが軍を率いて動き出すとき
ヴァターシは再びシャバに飛び出し世界の流れに身を投じる

イワさんはこのように考えていましたが、
ドラゴンの息子が現れたことで時期を早め脱獄をしてしまいます。
具体的にいつになるのか、そして、ドラゴンの"軍"とは如何なるものなのかは分かりませんが、
「ドラゴンが軍を動き出す時」は確実に近づいてきているように思います。

思うままに生きろルフィ…
時代は時として…
あらゆる偶然と士気をおびて
世界に問いかける
我らが出会う日も来るだろう

ドラゴンとルフィの運命
二人の運命はどのように交錯するのか…

そして、ドラゴンとルフィの親子の再会も…。。
その時こそ、本当の「時代のうねり」が起きるのではないでしょうか。

そして「時代のうねり」は、ドラゴンが動き出した時のタイトルに使われるのかもしれません。
たぶん。。。

おしまいです。
ドフラミンゴの"新時代"やスマイルなども絡めようと思っていましたが…、挫折しました。
また、別の機会に書こうと思います。
長くなってしまいましたが、ここまで読んで頂いてありがとうございましたm(__)m