ワンピース 覇気の基礎といにしえの方舟ノア

2011年09月08日

ジャンプ39号、ONE PIECE ワンピースの感想です。

■■前回の感想/次回の感想■■

【タイトル】
第637話 古の方舟

【扉絵】
世界の甲板からVol.21「ドラム島―医療センターイッシー100―」

増えた!!イッシー20だったのが今は100だそうです^^
というか増えすぎ?

医療センターのマークにヒルルクの帽子がありますね。

受け継がれるヒルルクの意志
ヒルルクの意志

Dr.くれはもそのマークが入ったTシャツを着て堂々と立つ姿を見ると、
まるで「お前はまだ死んじゃいないよ」って言ってるみたいです。
元大泥棒でもヤブ医者でも、国を救おうとした諦めないヒルルクの意志は
これからもずっと受け継がれていくわけですね、うーん熱い。。

それにしてもくれはは相変わらず若いです^^
今年で141歳ですか。いつも言いかけていた若さの秘訣をそろそろ教えてもらいたいところです。

【本編】
麦わらの一味はイキイキと戦って、ルフィも燃えてきた!ところからですね。

■覇気の基礎

何とか二年間で
"見聞色""武装色""覇王色"
まで基礎は叩き込んでやるつもりだ
(61巻)

ニ年前、レイリーはルフィにこう話していたわけですけど、
前々回、ルフィは覇王色の覇気を完全にコントロールしていました。
そして、今週は武装色と見聞色が見れました。

武装色「硬化」を使った技はすでに何度か出てきましたけど、
今回は「頭」「足」「手」を自在に硬くして攻撃や防御に使ってます。

武装色の覇気、手 武装色の覇気、足 武装色の覇気、頭
手に足に頭をカァ~~!!

しかも「硬さは鉄以上」のようで、鉄の甲羅部隊をものともしません。

ふむふむ。
これは、、ルフィの最大の弱点だった斬撃を克服したってことになるんでしょうか。
もちろん、鉄を斬れる程の剣士だったらあまり意味は無さそうですけど、それでも大きな進歩ですよね。
いつか、ゾロ対ルフィのウィスキーピーク以来の再戦も見てみたい^^
あと実戦では今回が初めてかな。見聞色の覇気を使っていました。

見聞色の覇気ですいすいのルフィ
すいすい

レイリーの説明では「相手の気配をより強く感じる力」で、

これを高めれば
視界に入らない敵の位置 その数
更には次の瞬間に相手が何をしようとしているか読み取れる
(61巻)

ということです。
まだ分からないところもありますけど、あくまで気配を強く感じて相手の動きを読むものなんですよね。
決して相手の心の中を読んでいるわけではないようです。
空島のガンフォールは別の言葉でこんな説明をしてました。

心網とは聞く力だといわれている
何やら人間は生きているだけで体から声を発してるらしいのだ
それを聞く事で相手の次の動きも分かるという
さらに鍛えるとより広域まで声が聞こえるようになる

空島のアイサやマリンフォードの時のコビーの場合は人間が発する気配以上の強い声を聞く事ができる、
そんな一段階上の見聞色の覇気ってところなのかな。
あと、レイリーは得意な色という話もしてました。

大体の人間は得手不得手によって得意な色に片寄る
それを見極め・・・あとは得意な色を伸ばす事だ
(61巻)

ルフィの事だしきっと武装色>見聞色っぽいですよね。
ルフィの未来のライバルコビーが覚醒した(得意な)色が見聞色というのも興味深いところです。
どんなふうに二人の力が物語につながってくるのか楽しみ。

今回でレイリーが教えてくれた覇気の基礎が一通り見れた感じですけど、
ルフィはまだまだ本気モードじゃなさそうだし、本当の強さは分からないですね。

二年前、ルフィが思っていた、

ルフィが戦いたい青キジとケムリン
ルフィが戦いたい人
(61巻)

ルフィが本気で戦いたい相手青キジやスモーカー、一味を崩壊させられた黄猿へのリベンジ、
エースの因縁がある赤犬と黒ひげ・・・・。
覇気が使えるようになったルフィとこの人達の全力勝負が早く見たいですねー。

■古の方舟「ノア」

デッケンが投げていたノアが思った以上に早く魚人島に衝突。気になったのはノアの大きさです。

魚人島に衝突するノア
おっ大きい・・・

魚人島とほぼ同じ大きさです。
なぜ先祖はこんな大きな舟を作る必要があったのでしょう?

しかも今回「ノアに動力はない筈だ」という情報もありました。
ノアは舟は舟でも移動用のための舟ではないということですよね。

思えば、オトヒメ王妃の夢、先祖の夢が海底を出てタイヨウの元で暮らす事だったとして、
魚人たちが地上のどこで暮らすのかっていうのは疑問だったりします。
ノアが魚人たちの新しい住み処になるとかどこかの島の一部になるとかそんな仕掛けがあったりもするのかな。
この辺には宝樹イヴとかも絡んできそうですし、魚人島編のラストが楽しみです。

■デッケンさん

彼の一連の行動が地味に難解だったり。。
あれだけ欲しがったしらほし姫の力をもう諦めちゃったんでしょうか。

もともと、先祖の夢を叶えるのが目的で、しらほし姫は子供だから竜宮城にある「玉手箱」を使って、
大人にしてから結婚してやろうというのが彼の計画だったはず。
しらほし姫本人に、

しらほし姫とデッケンさん、タイプじゃない
タイプじゃないとか(63巻)

って言われたのが自分の夢を忘れさせちゃうほどショックだったんでしょうねぇ。
とは言え、感情的になりすぎです、デッケンさん。

それとジンベエが「デッケンは能力者」って言ってました。
これでデッケンが魚人族の中で初登場した悪魔の実の能力者確定ってことになるのかな。
でも、デッケンの先祖は人間の可能性が高そうなので純粋な魚人ではないのかもですが。

■サンジとルフィ

ホーディがノアに乗り込んで、しらほし姫の命をデッケンとホーディの二人が狙うという危険な状況になってます。
で、しらほし姫を助けようとサンジが月歩で先行するのですが、

サンジ待て
おれが飛ぶ!!
お前らこの広場を頼む

わかった!!
いいがルフィ!!
舟は水の中だぞ!!

と、こんなやりとりでルフィがしらほし姫を守りに行く事に。

サンジを呼び止めるルフィ
わかった!

でもあれですね。サンジは自分でしらほし姫を守りに行きたいのでしょうけど、
ここぞって時はさっと船長の指示に従うところはいい判断と言うか、いいチームだなって思います。

レディも船長も立てるときは立てる・・・、サンジは流石です。(あ・・・レディはいつもですね)

というところで今週の感想終わりです。

ホーディもデッケンも個々の勝負ではルフィの敵にはならなそうですけど、どんなう戦いがノアで始まるんでしょ。
そういえば、ヌマヌマのカリブーさんも全然出てきませんし。
まだまだ何か起こりそうな予感。。

■■前回の感想/次回の感想■■

元帥!?ダラけ過ぎです!
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ワンピース 第597話 すべては誰かの為に・・・「ゾロの覚悟」

2010年08月30日

ジャンプ39号、ONE PIECE ワンピースの感想です。
(ワンピース以外の感想は別記事で)

以下、ネタバレになりますので、ジャンプを読んでいない方はご注意ください。

■■前回の感想次回の感想■■

【タイトル】
第597話 3D(×で消す)2Y

【扉絵】
ドドン!!と白ひげとロジャー!!
この二人って最大のライバルであり、最高の親友だった感じがしますよね!

【本編】
ルフィからのメッセージを受け取った仲間たちの続き。
最後は一番鈍そうなゾロでした。

おれに剣を教えてくれ!!!

いきなりこの言葉が目に入って本当にびっくりしました。
なんと、ゾロはミホークに稽古をつけて欲しいと願い出ているのです。
シッケアール王国がミホークの住み処であると判明した時点で、この展開はあり得たんですが、
ゾロのプライドが絶対に許さないと思っていました・・・
(参考:第592話 ルフィへの想いと仲間からの「YELL」!!

でも、ゾロにはそのプライド以上に今必要なものがある、ルフィのメッセージを知ってそう感じたようです。

ヒヒなら全部倒した
後はお前の首だけだ

だが今お前に勝てると付け上がる程…
おれはバカじゃねェ…!!

首を取りたいといいながらも、自分の弱さを認め、ミホークに頭を下げる…
それを見たミホークが「何の為にだ!」と問うと、

お前を超える為に…!!!

最大の敵であり超えるべき存在の、その本人に向かって「剣を教えてくれ」と願う。
ゾロは不器用すぎる…、けれど、そんなゾロが良いわけで、大笑いするミホークもまた良い。

不器用な奴め
お前のような男がプライドを捨てるときは
必ず誰かの為だと決まってる

ゾロに稽古をつけてやる、ミホーク
ミホークはゾロの本心を理解してる

回想シーンはなかったけど、絶対にこの場面を思い出しているんだと思う。

ゾロのルフィへの約束とミホーク
ミホークとルフィの前で誓った「絶対に負けない」

ミホークは過去にルフィとゾロの強い絆を目の当たりしているからこそ、
そして、「おれを超えてみよ」と自分が認めた男だからこそ、
ミホークもプライドを捨て、将来自分を超えるかも知れない(超えられる事を望んでいる?)男に稽古をつける!!

ふぅーーーーーーーーー、ゾロもミホーク師匠も熱すぎるぜッ!!!

ルフィのメッセージはタイトルにあるように「3D(×)2Y」で、「3日後じゃなく2年後に集合」だったようです。
2年は長すぎるなーと思って少し否定的だったのですが、
新世界の壁を乗り越えるためにはそのくらい必要ということなのですね。
シャッキーの「少し時間がかかる」は、「実は2年でも足りない」という意味が込められているのかな。
それにくまがシャッキーたちの前に現われたは、サニー号を安全な場所に移動するためのようですね。

で、話は数日戻って、ジンベエは2年後に魚人島で会おうと約束して、ルフィの元を去っています。
ルフィが着いた島はカームベルトにある「ルスカイナ」、そこでルフィの覇気の修行が始まるようです。

レイリーの覇気の解説まとめ。

"覇気"とは全世界のすべての人間に潜在する力で、"気配""気合""威圧"など当たり前の感覚として存在する。ただし、大半の人間はその力に気付かず、引き出すことも困難なものである。覇気は大きく「見聞色」と「武装色」の2種類に分けられる。「見聞色」は相手の"気配"を強く感じる力で、視界に入らない敵の行動を読み取る事もできる。空島ではこれを"心網(マントラ)"とも言う。「武装色」は見えない鎧を着る様な力で、相手に向ければ攻撃にも利用できる。そして、この「武装色」の覇気は悪魔の実の弱点をつく以外では、唯一の対抗手段であり、ロギア系の能力者の"実体"を捉えることができる。また、「武装色」は武器に纏わせることも可能。そして、「覇王色」の覇気とは相手を威圧する力で、使用者の気迫そのもの。本人の成長でのみ強化され、コントロールすることは可能だが、鍛えることはできない。

流石レイリーさん、分かりやすい説明でした。

覇気と心網(マントラ)と「声」の話
この記事で覇気の根源は「声」じゃないかと書いていたんですが、
「すべての人間に潜在する力」が空島で言うところの「声」だったということなのかな。

レイリーは2年間で3つの覇気の基礎を叩き込むつもりのようです。
得手不得手も出てくるらしいですが、ルフィはやっぱり「武装色」ですよね。「見聞色」の習得は辛そう・・・
上の記事でも書きましたが、読み取る力はコビー(もしくはゾロ?)が補ってくれるような気がしています。

そして最後の場面・・・、
海賊"麦わらルフィ"はちょっと休業と言って「麦わら帽子」とビブルカードを置き、ルフィとレイリーの修行が始まる…

麦わら帽子とレイリーのビブルカード
呼び方にちょっとこだわろうとしたレイリーがかわいい。


そう言えば、0巻が出たときに「ルフィ17歳最後の冒険」というのが少し話題になっていましたよね。
(参考:17歳のルフィ最後の冒険
このメッセージの解釈としては、『ストロングワールドが17歳のルフィの姿が見られる最後の冒険になるから』
というだったんでしょうね・・・。このとき原作では一味がバラバラになって、ルフィにとっては冒険ではなく、
エースを救うための話になっていましたから。本当に数年後に飛ぶ展開になるとは・・・、ビックリですね。

しかしねぇ、、うーん…
いや、物語としてはすばらしいです。まったく不満もないです。
ワンピースが2年ジャンプするのもいいし、麦わら一味の成長と再会に胸が高鳴るのですが・・・・・・・・・・

4週間休載て…

もうすでにこの件は耳に入っちゃってたし、もうテンションだだ下がり…
巻末コメントもさらに追い討ちかけてくるし・・・(苦笑)

4週間はながーーーーーーーーいよ!!><

■■前回の感想次回の感想■■

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